井上円了の教育理念

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- が進められている。
総合学園として の更なる発展を目指して
東洋大学は新しい大学像を求め、様々な改革を実行することにより、総合大学として発
展して来た。この東洋大学を核として更なる発展を期するため、大学側の教育改革を受け
な が ら、 そ の 道 筋 を よ り 明 確 に す る た め に 、 学 校 法 人 東 洋 大 学 と し て は 平 成 二 十 二 年 ( 二
〇一〇年) 「 総 合 学 園 計 画 」 を 打 ち 出 し 学 校 運 営 に 当 た る も の と し た。 そ の 計 画 は 大 き く 三
本の柱から成り立っている。第一は、大学機能を都心部に適切に移転・集中し将来の発展
に備える、第二は、設置されている学部・大学院での教育研究の特性、地域との係わりを
考慮し、既存の大学キャンパスの整備を進める、第三は、附属学校の整備を進め、中等教
育の充実を図るとともに、大学教育との連携を強化し総合学園としての発展基盤を作る、
というものである。これにより、東洋大学は総合大学としての発展を継続して志向すると
ともに、設置者としての学校法人は、その大学を核としながら、設置する学校をそれぞれ
発展させながら連携を強化するとともに、初等中等教育の強化を志向していくこととなっ
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