井上円了の教育理念

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- 同年には工学部に新学科として「機能ロボティクス学科」が設置された。
大学院の工学研究科では、総合力のある技術者や研究者の育成のために専攻を見直し、
「機能システム」 「バイオ・応用化学」 「環境・デザイン」 「情報システム」の四専攻に改編
した。国際地域学研究科に国際観光学専攻(修士課程)を新設した。
研究分野では、平成十六年度に新たな研究プロジェクトが文部科学省の選定を受けた。
(大学院工学研究科) (大学院工学研 「先端光応用計測研究センター」 、 「地域産業共生研究センター」
究科) (大学院経営学研究科)で あ る。 ま た、 研 究 者 に よ る 発 明・ 、 「経営力創成研究センター」
アイデア等を社会に還元して貢献する 「知的財産センター」 も平成十七年度に設置された。
Ⅳ 新しい教育理念を求めて
次代の東洋大学が 「都市型大学」 をコンセプトの一つとし、 都心の白山キャンパスの再開発、
それに続く西側校舎の新築と文系五学部の一貫教育という形で、そのあり方が実現されて
きたが、平成十七年度に「白山第二キャンパス」を取得し、それによって白山キャンパスの
面積は従来の二倍となり、都市型大学の形態がさらに拡大 ・ 発展させられることになった。
「白山第二キャンパス」は、もとの最高裁書記官研修所の跡地であり、小石川植物園と
いう都内有数の緑地に隣接している。これまでの白山キャンパスから、歩いて十分足らず
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