あなたの人生のdotsはなんですか?
私を取りまく仕事相関図
綿の仲買および錦糸・綿織物の販売から創業し、アパレルを始め幅広い商品を開発・生産している繊維専門商社のモリリン株式会社。私は企画営業としてクッションや寝具などのリビング商品の企画・商品開発から商品決定、生産、納品、売上回収までトータルで携わっています。
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現在、私はリビング商品の企画から開発、提案、製作、納品まで手がけています。お客様のニーズをつかむために入念なリサーチを行い、課題の仮説を立て、商談時の相手の表情や反応などを検証し、より良い提案につなげられるように努力しています。商品サンプルの指示やコストの交渉は、海外の工場やメーカーと直接やり取りをしており、自分たちとビジネス感覚が異なる海外の企業に対して、こちらの考えをいかに的確に伝えるか日々工夫をしています。言葉や文化の違いもありますが、国の情勢で思わぬトラブルに巻き込まれることもあります。最近だとコロナ禍の影響で中国の生産工場が突然ロックダウンになり、生産ストップに直面したことがありました。危機的状況ですが納期は守らないといけない。いかに間に合わせるか試行錯誤した結果、ロックダウンしてない地域で生産する段取りを組み、閉鎖されていない港を見つけ出してなんとか納品することができました。この時は頭が真っ白になるくらい焦りましたが、どんな困難な状況でもあきらめずに自分ができることを積み重ねていくことの大切さを学びました。
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東洋大学にはさまざまな国から留学生が来ていました。学内で彼らを見かけるうちに興味が湧いて、苦手だった英語の勉強を始めようと決意しました。留学生と話がしたいという一心でECZ※にも飛び込みました。ECZで鍛えられたおかげで、3年次の終わりには1年間休学してアメリカへ留学もしました。思い返せば自分が「こうなりたい」という目標を定めて突き進んだ最初の体験だったかもしれません。また、つたない英語でも一生懸命に話せば、相手は真剣に聞いてくれるということを学びました。この経験は海外を相手に仕事をする今に活きています。大学に入るまでは、自分の中で“できること”と“できないこと”をやる前から決めてしまっていたと思います。大学に入って留学生と交流し、さまざまな価値観に触れたことがきっかけとなり、“できる・できない”ではなく、自分がやりたいことをやり切るようになったと思います。
※「English Community Zone」の略でスタッフや留学生と英語で会話やゲームをするなど英語にふれる機会が持てるスペース
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私は法学部でしたが、在学中は他学科との交流も積極的に行いました。留学生や他学科との交流や留学経験などでさまざまな価値観に触れたことで、世界が大きく広がったと思います。東洋大学はキャンパスの設備や各種制度が整っているので、自分次第でいくらでも可能性を広げることができると思います。自分の中で限界を決めずに、やりたいと思ったらやってみる。どんな小さなことでもいいからやってみると、次の興味につながっていきます。その積み重ねがやがて自信へとつながります。私も留学生に興味を持ったことから、苦手だった英語を学び、海外留学を経験したことにより、海外との仕事に興味を持ちました。また、学生時代にアパレルのバイトをしていたことで洋服に興味を抱き、繊維商社である今の会社にたどり着きました。振り返ると一つひとつの小さな興味が現在につながっています。自分の興味や可能性を広げることに全力で取り組めば道は拓けると思います。
マイルールとそのルーツ
尊敬する先輩が契約書にサインをする際にモンブランのペンを使っていたのを見て以来、自分も使うようになりました。
手帳にスケジュールを書くことで予定が埋まっていく実感があり、充実した気分になるのでスマホではなく手書きにこだわっています。
国内外を問わず出張が多いのでスーツケースは必須アイテムです。数々の修羅場を共にくぐり抜けた大切な相棒です。