プロジェクト概要
「日本語」をテーマとした
多文化共生グローバル人材の育成
実渡航とオンラインによる
多彩な異文化理解体験を提供

2022年9月、東洋大学の「ビジネス日本語教育を通じた高度日本語人材と多文化共生グローバル人材の育成プログラム」が、文部科学省「令和4年度 大学の世界展開力強化事業-インド太平洋地域等との大学間交流形成支援-」事業に採択されました。本学ではこれまでの国際化に向けた様々な取り組みをより昇華させ、学生の海外留学の更なる促進とそれを通じた多文化共生人材の育成を目指していきます。
- 「大学の世界展開力強化事業」とは?
- 国際的に活躍できるグローバル人材の育成と、大学教育のグローバル展開力を強化することを目指し、日本人学生の海外留学(派遣)そして外国人学生の受入という国際教育連携の取り組みを文部科学省が支援する事業です。2022年度は「インド太平洋地域等との大学間交流形成支援」をテーマに、本学と海外連携大学とのプロジェクトが採択されました。
本学のプロジェクト
日本語教育を軸とした留学生の受入と派遣を大きな2本の柱とし、海外連携大学と双方向の学生交換を行います。留学中にインターンシップ等の機会を設けることで言語の習得に留まらない+αの体験を提供し、将来の日本と世界との懸け橋となる人材を養成します。
- ビジネス日本語教育を通じた、
高度日本語人材育成
(東洋大学への留学生受入) - JLPT(日本語能力試験)のN2以上を持つ、あるいは連携大学の日本語専攻の長が推薦するプロジェクト連携大学の学生を2セメスター受け入れ、定評ある本学のビジネス日本語教育を通じて、高度な日本語運用能力を身につけ、日本理解を深めることができる人材 =「高度日本語人材」を育成します。
- 多文化共生グローバル人材の育成
(東洋大学からの海外留学) - 交換留学等のスキームを活用し、本学の学生を1セメスター以上派遣します。留学中はプロジェクト連携大学やその附属語学校に留学しながら、留学先の大学で行われる日本語教育のクラスで授業補助と渡航前に計画したPBL(Project Based Learning*)を実践します。
*文部科学省が「アクティブラーニング」が推奨するアクティブラーニングのひとつであり、日本語では「問題解決型学習」「課題解決型学習」などと訳されます。
このほか、模擬国連や国際学生ミーティングなど、実渡航を伴わないオンラインプログラムも展開。海外に行くことが難しい学生にも充実した国際交流の機会を提供し、幅広く「多文化共生人材」を育成することを目指します。
*次の大学とも現在交渉中です。
リージェンツ大学ロンドン(英国)、セントラル・ランカシャー大学(英国)、ノースアラバマ大学(米国)、トンプソンリバーズ大学(カナダ)、クワントレンポリテクニック大学(カナダ)、ベネツィア大学(イタリア)、リムリック大学(アイルランド)、王立プノンペン大学(カンボジア)
文部科学省「大学の世界展開力強化事業」(参考)
「大学の世界展開力強化事業 インド太平洋地域等との大学間交流形成支援」公式サイト
文部科学省HP(令和4年度大学教育再生戦略推進費「大学の世界展開力強化事業」
~インド太平洋地域等との大学間交流形成支援の選定事業の決定について