話し手
森本 あんり
東京女子大学 学長
※所属・役職等は、2026年1月取材当時のものです。

合理的な人間でありたい、と思うことがありませんか?
社会学者のマックス・ヴェーバーは、「合理性」という概念には「目的合理性」と「価値合理性」の二種類があると言いました。
目的合理性とは、ある行為が目的を達成するために効率的であること。すでに定められた目標に向かって、最短距離で進むような行動を指します。
一方で、価値合理性とは、ある行為が価値観や信念に即していること。他の人からすると価値が見出せなくても、本人の価値観の中では極めて合理的な行動である、といったケースも価値合理的だと言えます。
その価値観とは人それぞれ。例えば、ある人にとって一番の幸せは愛犬と過ごしている時間で、お金持ちになることや有名になることはさほど重要ではないかもしれません。

今日持ち帰りたい学び
森本先生によると、これからの時代に大切なのは「価値合理性」。
価値合理的であるためには、まず自分の幸福とはなにか、何に価値を見出すのかを自分自身で決めなければなりません。それは誰かが代わりに決めてくれるものでも、優れたAIが考えてくれるものでもないのです。
自分の幸せや人生の目的の設定は一人ひとりの人間にしかできないことであり、それはわたしたちが豊かな人生を送るうえで最も重要で尊い能力といえるでしょう。


小石があった場所
自らの幸福は、自ら決める。
「知」の可能性を、あなたに。
後編
抗っています!
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矢口 悦子
東洋大学 学長
森本 あんり
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