矢口学長メッセージ

2020年10月25日
卒業生の皆様へ 学長  矢口 悦子

 2020年度4月より学長に就任いたしました矢口悦子でございます。 東洋大学で最も長く学長をお務めになり、本学における飛躍的な発展を導かれた竹村牧男学長より、本学の発展を牽引する責務を引き継ぎました。 東洋大学の素晴らしさをさらに発揮できますようにと張り切っておりましたが、皆様ご存じのように新型コロナウイルス感染の拡大により、大変な事態となりました。

学長  矢口 悦子 現在、本学ではとにかく学生や教職員の安全を確保しつつ、教育機関としての使命を果たすために、教職員一丸となって取り組んでおります。 春学期はこれまでに経験したことのないメディア授業に取り組み、秋学期からは対面と同時配信を融合したハイブリッド型授業の提供も始めました。
また、IT環境を整えるための学生への一律5万円の支給も早い段階で実施することが出来ました。 さらに、卒業生の皆様をはじめとして、保護者の皆様、教職員の寄付を原資とした特別奨学金(RIBBONと名付けました)の給付も9月10日に無事に終えることができました。 しかし、そのような中でも心残りだったことが、今年3月、そして9月に予定していた卒業証書・学位記授与式の挙行は中止という決断をしなければならなかったことです。 皆様には大変残念な思いをさせてしまったことをとても心苦しく思っておりました。 しかし、このたび10月25日に「オンライン卒業式」という形で改めて、皆様のご卒業をお祝いできる運びとなり、大変うれしく思っております。
 「オンライン卒業式」では本学の著名な卒業生にも参加いただき、私から皆さんへ卒業・修了証書をお渡しすることも予定しております。 当日は本学の全卒業生を対象としたイベントである「2020年ホームカミングデー」も開催(オンライン開催)されますので、あわせて是非ご参加ください。
 感染症との戦いは人類の歴史そのものであるとの言葉もありますが、世界中の大学がこれほど困難な状況に直面した経験は、これまでにありません。 また、感染の拡大や被害状況を正確に見通すことも不可能です。そのため、日々変わる事態を把握しながら、臨機応変の対応を模索しており、 そのような中での、初の「オンライン卒業式」という試みとなります。様々に趣向を凝らした内容となっておりますのでどうぞご期待ください。 オンライン上ではありますが、皆様とお会いできることを楽しみにしております。

  • LINE
  • Twitter
  • Facebook