
成績優秀者として
2年連続で表彰されたことで、
「努力ができる自分」に
自信が持てるようになった。
文学部 英米文学科 2025年卒業
東京都立篠崎高等学校 出身
ニッタン株式会社 就職
INTRODUCTION
高校時代は生徒会役員に推薦されたものの、自分に自信が持てずに辞退してしまったことを悔やんでいた大林さくらさん。大学入学後はコロナ禍の影響もあり不安に押しつぶされそうになったが、先輩や恩師に相談する中で、自分から行動を起こそうと決意する。学生の本分である学業に真剣に取り組み、1年次に成績優秀者として表彰された。2年次も成績優秀者に選ばれることを目指して努力を続け、目標を見事達成。「努力ができる自分」に自信を持てるようになったことで、就職活動でも志望する企業の内定を得ることができた。新しい環境に進んでからも、地道な努力を積み重ねられる自分に胸を張っていきたいと語る。

- 好奇心(積極性) 40%70%
- 大学生活の中で様々な人に出会ったことで、興味の幅が広がり、学業に関しても「もっと知りたい」と思うことが増えました。
- 柔軟性(対応力) 30%60%
- コロナ禍で授業形態がオンラインも含めて多様になり、友人と会えない中、自分自身で考えて行動することが増えて対応力が身につきました。
- 持続性(あきらめない気持ち) 60%80%
- 高校時代から目標に向けてコツコツ努力するタイプでしたが、大学生になって日々の授業の予習・復習がより大事になり、持続性が高まりました。
- 楽観性(失敗に対する前向きさ) 20%50%
- 昔から心配性なところがありますが、不安なら事前に徹底的に準備すればよいと考えるようになったことで、不安を感じても行動できるようになりました。
- 冒険心(挑戦する気持ち) 10%30%
- 高校時代、生徒会役員に挑戦できずに後悔した経験があり、大学では「やってみなければ分からない」という気持ちで行動することを心がけました。
FIRST STEP
不安な日々の中、勇気を出して
人に相談したことが最初の一歩になった。
東洋大学には指定校推薦で入学したため、「一般入試で合格した人に学力面でついていけるのだろうか」と不安でした。入学当初はコロナ禍でオンライン授業が多く、同じ学科の友人とコミュニケーションが取りにくかったことでさらに不安になり、一時は大学を辞めようかと思うほど精神的に追い詰められていました。
「このままではダメだ」と思って最初に実行したのは、同じ高校から東洋大学に入学していた先輩に話を聞きに行くことでした。「大学に合格できたということは、高校時代に勉強習慣が身についていたということだから、いつも通りの努力を続ければ大学の授業にもついていけるよ」という先輩の言葉を聞き、ポジティブな考え方に切り替えることができました。高校の恩師にも連絡を取り、一人で考え込むよりも誰かに相談することで気持ちが楽になるのだということを実感。高校時代の私は内気な性格で、生徒会役員に推薦されても辞退してしまった経験があり、「あの時もっと挑戦していたら」という後悔がありました。大学では同じ後悔をしたくない。そのような思いから、「コロナ禍でも有意義な大学生活を送れるように、自分から行動を起こそう」と決意することができました。

LITTLE CHALLENGE
学業に全力で取り組み、成績優秀者に。
「2年次も頑張ろう」と目標ができた。
大学生活を有意義なものにするために心がけたのが、学生の本分である学業に全力で取り組むことです。授業には全力で取り組み、積極的に発言したり、疑問点は授業の後で教授に質問したりすることを心がけました。英語のテキストを読む授業では、予習で単語の意味を調べ、復習では文章を流暢に読めるようになるまで音読を繰り返すことを欠かしませんでした。試験前には授業の資料を入れたパソコンを毎日持ち歩き、図書館や自習スペースなどで復習に集中。課題のレポートに取り組む際は、図書館やインターネットでの情報収集に加えて、時にはイギリスからの留学生にもメールで質問をするなどして自分が納得できるまで情報収集を行い、分かったことを自分の言葉でまとめることを意識しました。
このような努力を続けた結果、約150人いる学科内で成績優秀者に選ばれ、メールでその知らせを受けた時は本当に驚きました。当時は成績優秀者の表彰制度があることすらよく分かっていなかったのですが、1年次で選出されたことをきっかけに、「2年次も成績優秀者に選ばれるように頑張ろう」という新しい目標ができました。

PARADIGM SHIFT
2年連続で成績優秀者に選ばれ
「自信のない私」を卒業できた。
2年次には分厚い英語の教科書を毎週10ページくらいずつ読み進める授業もあり、その予習や課題、小テスト対策などで1年次以上に勉強に力を入れるようになりました。高校までの英語の学習は文法などを「覚える」ことが中心でしたが、大学では一つひとつの単語の意味を深く読み込むことで、「自分なりの読み方をする」ことに重きが置かれます。文学部の学びはオリジナリティが求められるものなのだと実感しました。日々の学習の成果が実を結び、2年次にも成績優秀者に選出されたことで、「自分は決めた目標に向けて努力できる人間なんだ」という自信が身についたように思います。
「人にとって大切で、これから先もなくならないもの」を扱う仕事に就きたいという気持ちから、卒業後は防災用品を扱う会社に入社します。就職活動の面接では「2年連続で成績優秀者に選ばれる学生はなかなかいない。あなたは大学で学問にしっかり取り組んできた人だということがよく分かる」と高い評価をいただきました。大学入学時には不安でいっぱいだった私ですが、学業に真剣に取り組んだことで自信を得て、大きく成長できたと感じています。就職で新しい環境に進んでからも、地道な努力ができる自分に自信を持って、自分の役割を精一杯務めていきたいです。
