THE FIRST STEP

就職支援講座での
気づきをきっかけに
“好き”と“知識”が結びついて
将来につながった。

M.T

法学部 企業法学科 2023年卒業
千葉県立船橋東高等学校 出身
株式会社ソニー・ミュージックパブリッシング 就職

INTRODUCTION

小さいころからキャラクターなどの「エンタメ」が好きだったというM.Tさん。コロナ禍で在宅時間が増えたことでテレビドラマの鑑賞にはまり、挿入歌のタイアップや番組公式SNSの広報など、エンターテインメントビジネスの世界に興味を持つようになる。大学3年次に友達の勧めで履修した「知的財産法」の授業で、普段聴いている音楽や観ているドラマなどのコンテンツ、キャラクターグッズなどの権利処理の大切さについて知り、将来は法学の知識を使って社会に貢献したいと思うようになる。その後、エンターテインメント業界を中心に就職活動を展開し、株式会社ソニー・ミュージックパブリッシングに就職が決まる。

4年間の変化
好奇心(積極性) 40%95%
コロナ禍の影響により、“受け身”では何も始まらないと感じ、「楽しそう」だと思ったことは積極的にやってみるようになりました。
柔軟性(対応力) 40%70%
コロナ禍の影響で授業がオンラインになったり、友人と会う機会が減るなど、学生生活が大きく変わったことで、柔軟性や対応力が身につきました。
持続性(あきらめない気持ち) 60%90%
大学での勉強や就職活動など、なかなか終わりが見えないことにも根気強く取り組めるようになりました。
楽観性(失敗に対する前向きさ) 30%80%
何ごともしっかり準備をしておけば、失敗しても割り切れるし、その経験を次に活かすことができると思うようになったことで、挑戦することを恐れなくなりました。
冒険心(挑戦する気持ち) 10%30%
興味が持てないことでも、やってみたら楽しいこともあるので、とりあえず行動してみることを心がけるようになりました。
01

FIRST STEP

就職支援講座で言われた言葉で目覚め、
本気で法律を学ぶことに。

東洋大学には繰り上げ合格で入学しました。企業法学科を選んだのは、法律の硬いイメージがあまりなく、さらに東洋大学では法学以外にも他学部の経営なども勉強ができると聞いていたので、「楽しそう」だと思ったからです。そういう感じでしたので、2年生の夏ごろまでは、専門的に学びたいと思う法律がない状態でした。そんな折、就職支援の講座で講師の方に「企業はあなたが大学に学費を払って、いったい何を学んできたのかを問う」と言われ、法学部に所属しているのにも関わらず、学びたいと思う法律も特になく、何も答えられない自分に気づきました。このことをきっかけに、本気で法律を学びたいという気持ちが強くなり、小さいころからキャラクターなど「エンタメ」が好きだったこともあり、好きな「エンタメ」と関わる法律であれば、楽しく学べるのではないかと考えるようになりました。そして、3年生のときに友人から「知的財産法を履修するのはどうか」と勧められ学び始めたのが、その後の「やりたいこと」へとつながっていきました。

02

LITTLE CHALLENGE

好きな「エンタメ」と法学の知識が結びつき、
やりたいことに。

いざ「知的財産法」を学び始めると、教授が実際に音楽業界で働かれていた方だったこともあり、講義が実践的でとても面白く、普段聴いている音楽や観ているドラマなどのコンテンツ、好きなキャラクターのグッズなどの「権利処理」が、いかにアーティストやコンテンツを支えるために大切なことかを理解することができ、将来はエンターテインメント業界で「知的財産法」の知識を活用して、アーティストや企業、そして社会に貢献したいと思い始めるようになりました。私は入学当初、「東洋大学生だから大手企業を目指すのは難しい」という思い込みがありましたが、本気で法律を学ぶきっかけをくれた講師の方や、大学の就職・キャリア支援室に事あるごとに相談していくうちに、そういった思い込みはなくなっていきました。また、内定者座談会で大手エンターテインメント企業に就職が決まっていた先輩の話を聞いたときに、「先輩も自分も同じ東洋大学生、先輩にできるなら自分にもできるはず!」と思うようになり、エンターテインメント業界で働きたいという気持ちが強くなりました。

03

PARADIGM SHIFT

コロナ禍で激変した学生生活で生じた
「考え方」の変化。

大学2年次にコロナ禍に突入し、学生生活が大きく変わりました。対面での授業やサークル活動ができなくなり、友人と会う機会やアルバイトの時間も減るなど、それまで当たり前にできていたことができなくなりました。就職活動ではWeb説明会やオンライン面接などが取り入れられ、先輩方にも相談ができなかったので、自分で調べて行動するようになりました。こうした経験から、他人任せにして待っていても何も始まらない、自ら行動を起こさないといけないと考えるようになりました。また、在宅時間が増えたことでテレビドラマの鑑賞にはまり、挿入歌のタイアップや番組公式SNSの広報など、エンターテインメントビジネスの世界に興味を持つようになり、自分のやりたいことなら、どんな仕事でも楽しめると思うようになりました。振り返ると、東洋大学に入らなければ、法学を勉強することもなく、「知的財産法」に出会わなければ、「エンタメ」と「法学」を組みわせることもなかったかもしれません。これからもどんなことにもアンテナを張って、行動し続けようと思います。

MESSAGE

私の大学生活は、コロナ禍の影響によって想像していたものとは異なる4年間でしたが、コロナ禍だったからこそ、普通ではできない経験を積めたと思います。大学に入った当初は、「何をやりたい、何を学びたい」などの具体的な目標を持っていませんでしたが、学生生活を送っていくうちに、少しずつ「何が好きなのか、何に興味があるのか」が見えてくるようになり、それをやっていくうちに将来の目標を見つけることができました。皆さんもぜひ、「やりたいこと、行きたいところ」など、自分がありのままに感じたことを大切にして、後悔のない学生生活を過ごしてもらえればと思います。そして、時間があれば学生生活での思い出を写真に残し、一言コメントをつけて保存しておくと、後々振り返ったときに、「あの時、こんなことを感じていたんだ」と当時の記憶や感情を思い出すことができるのでおすすめです。