MENUCLOSE

福祉社会デザイン研究科 先輩からのメッセージ(村上 天悠さん)

Read more

福祉社会システム専攻 博士前期課程1年 村上 天悠さん

掲載されている内容は2015年6月現在のものです。

村上さん写真

修士になってから学びはじめた社会学は本当に楽しいことばかりです。
ほんのすこしではありますが、身近で起こる問題を社会学的に
考えることができるようになったのかなと思います。

Q. 進学しようと思った動機・経緯は?

学部生時代に講義で「死生観」について学び、人の生や死について関心を持った私は「死の受容」をテーマにした卒業論文を書きました。

卒業後は「尊厳ある死と葬送の実現」を目指して活動する認定NPO法人エンディングセンターへ就職が決まりましたが、同時に本専攻に進学して「死と社会」をテーマに研究していきたいと思うようになりました。

就職と進学を両方同時に!という考えについては、周囲の人から「本当に大丈夫?仕事だけでも大変なんじゃない?」というような心配を沢山されてしまいました。

しかし、日本が迎える多死社会において「人々がより良く死ぬことのできる社会になったらいい」というのが私の思うところであり、そのためには「現場(仕事)」で生の声を聞きながら、「学問」を通して理解を深めていきたいという考えから進学を決め、今日に至ります。

Q. 大学・大学院で学んでみて気づいたこと・発見したことは?

大学院に進学し、自身の時間の使い方が大きく変わりました。

1日に24時間しかない限られた時間の中で、仕事と学問をいかに両立していくかということを意識し、朝仕事前にファミレスで、電車移動中、帰宅前に喫茶店に寄って、就寝前の布団の中で、どのように自身が集中して勉強に取り組む時間をつくれるか、ということを工夫するようになりました。

Q.なぜこの大学・大学院を選んだのですか?

社会福祉システム専攻は夜間に講義があるため、働きながら学ぶことができると考えて選びました。

井上 治代先生が、死生観や終活、葬送といったテーマで研究なさっていることから、指導を受けたいという理由もありました。

Q. 大学・大学院での学びを通して得たものは?

学部時代は健康やスポーツについて学んでいたのですが、修士になってから学びはじめた社会学は本当に楽しいことばかりです。ほんのすこしではありますが、身近で起こる問題を社会学的に考えることができるようになったのかなと思います。

Q.現在の研究テーマについて教えてください。

現在は、「配偶者喪失を契機とした死生観変化」というテーマで研究を進めています。

大切な人との死別が、遺された人の死に対する考え方、死後の世界に対する考え方へどのような影響を与えるのかという内容です。講義では先生や、同じ修士過程の学生と自身の研究について発表しあったり、ディスカッションをすることで、考え方のヒントをもらえます。

受講する度に自身の研究がより深まっていくことを実感しています。

Q. おすすめの科目は?

地域社会システム特論ⅣA 月6 学生が自身の研究内容について発表し、先生がそれに対して質問を投げかけたり、
他の受講生を巻き込んでの議論へと発展させたりする中で、自身の研究の理解を深める
ことができる講義です。卒業生も参加することがあり、後輩へのアドバイスをくれたりもします。
福祉社会システム基礎特論Ⅰ 月7 福祉社会システム専攻の先生方が週替りに担当している講義で、修士論文を書くことがどういうことか、どう書いたらいいのか、研究者としての心構えから文献の探し方、論文の読み方まで様々な指導をしてもらえます。また、この講義を通すことで福祉社会システム専攻の先生方がどのような人かを知る機会にもなります。
福祉社会システム基礎特論Ⅴ 講義の中で文献講読、その報告をする機会が多くあります。ジェンダー概念について理解することも、現代社会を読み解くうえで大変ためになりますがそれだけではなく、先生が論文の読み方や読むときに注意する点なども丁寧に教えてくださり、院生としての基礎を身につけることができます。

Q. 将来への展望は?

人々がより良く死ぬことのできる社会の実現に向けて、今後も「現場」と「学問」という二つの領域から取り組んでいきたいです。今は現場で起こる様々なことを通して、自身の研究のヒントをもらっているような状態ですが、いつの日か学問で知り得た知識を生かし、現場を通して社会をより良くしていくことができたらと考えています。

Q. お金のやりくり方法は?

お金の使い所を意識しています。料理が好きなこともあり、自炊するようにしていたら、あれよあれよと時間が経っていくのです。手の込んだものを作らない、いっそ外で食べてしまう、そうすることで夜に勉強をする時間が30分ほど増えました。

仕事と学問の両立は何より時間が足りません、出費については我慢するところ、使い所を間違えずに、勉強時間を確保できるように意識することが大切だと思います。

Q. 1日 のスケジュールは?

時間・時限  概要
7時 起きて仕事にいく準備をします。
朝が苦手なので目覚ましは常に5個くらいセットしています。
8時〜9時 職場・大学院までそれぞれ30分の場所に一人暮らしをしています。
通勤電車は都心から離れていくために、空いているのが嬉しいです。
9時〜17時 週に五日間働いています。講義のある日は予め職場の上司に伝えておき、
17時になると職場を飛び出て大学院に向かいます。
17時〜18時 大学院に移動します。
講義で使用する資料を読むか、すごく眠いときは眠ります。
18時〜21時 18時15分〜19時45分まで6限に、
19時55分〜21時25分まで7限に出席します。
22時〜24時 講義を受けると研究をどう進めたら良いかが見えてきて、やる気が湧いてきます。
もうひと頑張りと、帰り道喫茶店に寄って勉強をしてから帰ります。
26時 お風呂に入ったり、明日の準備をしたり、友達とメールをしたりして就寝します。

Q. 東洋大学大学院を目指そうとする受験生にむけて一言メッセージをお願いします。

福祉社会システム専攻を目指す方は、勉強と仕事の両立を考えていらっしゃる方が多いのではないでしょうか。

「勉強と仕事の両立は大変そう」と考えるだけで不安になるかと思います、私自身もまだまだ不安ですが、
この一生懸命になれている2年間は人生の中でも本当に貴重な経験になると今から感じています。忙しいからこそ一生懸命になれているのだなと。

ライフスタイルを見直してまで全力になることなんて、今まで経験したことがそうなかったので(あったとしてもテスト前の1週間とかの短い期間)、毎日達成感の中で生きることができています。



 

 
Read more