11 桐生選手 4×100mリレーを「する」人 11 桐生選手 4×100mリレーを「する」人

世界大会での自らの確かな経験を武器に。 世界大会での自らの確かな経験を武器に。

4×100mリレーの魅力を教えてください。

リレーの魅力の一つは、日本チームが世界トップレベルで勝負することができ、陸上競技の中でもとくに注目されている種目であるということですね。日本では幼い頃から運動会などでリレーを経験し、多くの人にとって慣れ親しんだ種目であるというのもありますが、2016年のリオ五輪で日本が銀メダルを獲得したことで、応援してくれる人が格段に増えたように感じています。僕は世界リレーと世界陸上、そして五輪という、すべての世界大会のリレー種目でメダルを獲得しましたが、何万人もの人たちが見つめる中で走るという独特の緊張感は、普段体感することのない空気感です。リオ五輪に出場したときは20歳で、今大会は25歳で挑みます。世界大会での経験値はチーム内でも人一倍あると自負しているので、メダル獲得に貢献する走りをしたいと考えています。

積極的な発信を通じ、これからの世代に陸上競技のバトンをつなぐ。 積極的な発信を通じ、これからの世代に陸上競技のバトンをつなぐ。

動画配信や陸上教室などの熱心な活動は、
どのような想いで取り組んでいるのでしょうか。

YouTubeやSNSでの情報発信や、陸上教室での子どもたちとの活動を通じて、子どもたちに「陸上選手になりたい」と思ってもらえるような、将来の選択肢として「アスリート」という一つの道を示すことができればいいなと思い取り組んでいます。そのためには技術の伝達というよりは、まず「テレビに出てる陸上選手に会った!」などといった小さな感動や興奮を感じてもらうほうが大切だと思っています。やはり僕等選手にとって、多くの人に「観てもらえる」「応援してもらえる」というのは何よりの支えになります。100mで日本選手で初めての9秒台を出したことや、その後のライバルたちの活躍により、陸上競技は以前にも増して注目してもらえるようになりましたが、もっと野球やサッカーに並ぶほどの競技に押し上げていきたい。自分の活動が、より陸上界を盛り上げていく一助になれば嬉しいです。日本生命や東洋大学をはじめ、応援してくださる多くの方の声援をひしひしと背に感じています。東京五輪という大舞台での私たちのリレーを、ぜひ目に焼き付けてもらえたらと思います。

PROFILE

桐生 祥秀 / KIRYU YOSHIHIDE

【出身地】
滋賀県

【所属】
日本生命
(東洋大学 法学部 企業法学科 2018年3月卒業)

記事の内容は取材当時(2021年7月)のものです。

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