北区商店街のデジタルマーケティングサポート活動

事業名称・・・・・・・北区商店街のデジタルマーケティングサポート活動

対象者・・・・・・・・商店経営者

事業実施主体・・・・・東京都北区、東洋大学地域活性化研究所

 

事業概要・実施実績

 この活動では、中挾ゼミナールの2年生が、東京都北区のいくつかの商店街であらかじめ要望のある店舗を学生が訪ねて、Googleマップへの店舗の登録を一緒に行った。北区の商店街では、情報格差の解消が大きな課題になっている。情報の登録をどのようにしていいのかわからないし、わからないので結局しないといった店舗も多くある。北区では商店街店主の高齢化が進み、若い世代からすればとても容易な地図への登録もままならないとのことであった。Googleマップでの情報サービスとして、Googleマイビジネスを活用することにした。Googleへのアカウント登録から始めて、地図上に自分の店舗が見えるようになるようにサポートを行った。写真などの掲載方法についてもマニュアルを提供して、後々店主がそれを見てできるように工夫した。

 デジタルマーケティングは、従来のウェブサイトでの情報発信に加えて、スマホやデジタルサイネージなど幅広いデジタルメディアでのマーケティンを指す言葉である。現在私たちは、スマホなどで地図を見ながら情報を得て行動することがごく普通のことになっている。知らない場所に来ても、スマホさえあれば道案内をしてくれて目的地にたどり着くことができる。そのようなナビゲーションサービスに加えて、「この周辺に評判の良いカフェはないかな」と言った要求に応えてくれる、いわゆる旅先でのコンシェルジェのようなサービスも浸透してきた。最近では音声を使って質問をしたら応答してくれるようなアプリもある。そうなると、地図上で単に店舗の名前が出るだけではなく、アクセスしたユーザにとって寄ってみたくなるような付加価値のある情報を持つ店舗が有利になってくる。

 サポートした商店街とマイビジネスを設定した店舗数は12店舗で、志茂平和通り商店街 3店舗、豊島中央通り商店街6店舗、滝野川馬場商店会3店舗である。活動では、約2カ月後に登録した店舗を再び訪ねて、ユーザの反応などのフィードバックをもらうことにした。登録後に何か変化やコメントがあった店舗は、12店舗中2件であった。件数は少ないものの、今後のデジタルマーケティングのさらなる展開に向けてとにかく始めたことは意義があるといえる。最初に学生が店主にこの活動の説明をした時、店主はユーザから星で評価されることに対して、低評価をつけられた時モチベーションが下がりそうだと少し不安そうにしていたが、結局快く登録してくれた。登録後、マイビジネスの影響かは分からないが、最近若者の利用が増えたと嬉しそうに話してくれた。それと少し心配していた評価の方も、高評価やポジティブなコメントが多かったみたいで良かったということであった。

 北区の担当者からは、情報格差の大きい商店街店主にデジタルマーケティングを広める一歩になったこともあるが、それに加えて若い学生の皆さんが、世代をこえて店主の皆さんに辛抱強くマイビジネスの登録を一緒になってしてくれたことに大変感謝しているということであった。

 

「北区おみせ屋」のマイビジネス登録の様子

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本学担当者(担当部局)

中挾 知延子(国際観光学部 国際観光学科)