東日本大震災子ども支援活動

東日本大震災子ども支援活動 2019

事業実施主体・・・・・東洋大学社会学部

1.山田町ゾンタハウスの学習支援による復興支援活動への協力:東日本大震災被災地である岩手県下閉伊郡山田町に東洋大学教員と学生、院生で2011年8月の建物の掃除、整備から始めた軽食付き自習室を中心的活動とする山田町ゾンタハウスの継続した支援活動である。社会学部の学生たちの活動は、夏、冬の長期休みを利用して、コースに分かれて実施。今年度は、教員と学生29名が、延べ79人/日参加した。宿泊場所はゾンタハウス内で、自炊、3~4人がグループになって夏休みと冬休みにローテーションを組み学習支援や子どもの自立支援、今年度は地域にある高齢・障がい施設でのディケア活動に協力をした。2018年度から、山田町の道路の凍結が厳しく、ゾンタハウスのスタッフの車での送迎が危険なため、2月の春休みの活動を取りやめた。

また、特に5年目には、小5で被災して成長した高校生たちが地域へのお礼の活動をしたいということで、一緒に自分たちの居場所をその日だけ改造して行う「ZOO CAFE」を考え、具体化のために、看板作りや、メニュー作り、実施の手伝いなどをはじめた。カフェは2016年度13回2017年度14回開催した。最終回の3月17日にはお客さんも延べ1000人を超えた。だが2018年3月には中心となってカフェを開催してきた高校生5人が卒業を迎え、その後の活動をどのようにするのか、学生たちとも一緒に検討した。その結果、夏休みと冬休みにゾンタハウスで集合して思い出の会をしたらどうかということになり、2018年度に続き、2019年も8月と12月にゾンタハウスを利用した青年や学生が共同して「ZOOカフェスペシャル」を開催し、各回40人以上の利用者があり、にぎわった。

2.2泊3日の第9回サマーレスパイト事業:7月20(土)~22日(月)実施

福島の母子家庭の親子を東洋大学セミナーハウスに招いて、放射能から離れて思いきり遊ぼうという「サマーレスパイトディズ」は、2011年7月に第1回目を富士見高原セミナーハウス、2.3.4.6.7回目は鴨川セミナーハウス、5年目の2015年と2018年は河口湖セミナーハウスを会場にした。海でおもいきり遊びたいという子どもたちと、富士山のふもとの河口湖でのんびり高原の夏を過ごしたいという子どもたちの意見を調整して毎年議論の結果の場所や活動の選定である。活動の最終日にはしっかりと終わりの会をするため、次の年のレスパイとはどのように開催するかということを話し合う。その結果を踏まえて新年度には早々に場所の確定から始まるのである。2019年度も議論を積み重ねて鴨川セミナーハウスで実施したいとの意見が大勢を占めていた。ちょうど大学のセミナーハウス利用改革が行われ、貸し切りの活動は鴨川セミナーハウスでしかできなくなったが、学生と子どもたちの希望も鴨川セミナーハウスであったため良かった。

2019年度は、教員の参加は、2011年度から継続している児童福祉を専門とする森田と医師である杉田記代子ライフデザイン学部教授と、2018年から参加している社会福祉学科のソーシャルワークが専門の佐藤亜樹准教授と泉谷朋子助教がお母さんたちの話し合いを中心に加わってくださった。学生のボランティアは、子どもの数の約2倍となるようにしており、今年度は大学院生や卒業生の協力も得て学生45名が参加し、福島から観光バスで参加した保小中高の子どもと保護者スタッフ合計32名の総勢81名が2泊3日、放射能線量を忘れて思いきり海辺で遊ぶ体験をしてもらう合宿を実施した。

現地では、朝7時のラジオ体操から夜寝付くまで、浜辺の遊び、スイカ割り、花火大会、工作、宿題、入浴などずっと一緒の生活を過ごす中で、学生たちと子どもたちの信頼関係が深まった。また、今年度からは秋学期にも子どもたちが毎週土曜日に利用している郡山で開催されているこぶたのポッケの活動にも毎月2人程度が参加して、子どもたちとの継続的な関係を強めた。

3.東日本大震災子どもたちの意見表明活動として東洋大学での意見交換会を社会学部との共同で実施。2019年度は8月に仙台レインボーハウスで開催された震災の体験を共有し、各自が描いた人生曲線を手掛かりに復興を語る会に東北の大学生たちと一緒に東洋大学社会学部の学生も参加し、被災した子ども若者たちと一緒に意見表明活動を実施した。3月4日に衆議院第2議員会館で意見交換会を実施する予定であったが、新型コロナの影響で開催が延期となったため、参加できなかった。

 

▼2011年8月岩手県山田町ゾンタハウス改装支援の東洋大学生と地域の中高校生。

 

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本学担当者(担当部局)
森田 明美(社会学部教授)