A5 『源氏物語』全巻を読む 「浮舟」「蜻蛉」巻 ~浮舟の失踪~
A5 『源氏物語』全巻を読む 「浮舟」「蜻蛉」巻 ~浮舟の失踪~(ハイブリッド)
※受講にあたっての注意事項は、パンフレットをご確認ください。
講 師 |
河地 修(東洋大学名誉教授) |
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日 程 |
5月16日(月)~ 7月11日(月) 毎週月曜日:18:00 ~ 20:00(120分) |
会 場 |
東洋大学白山キャンパス 交通アクセスはこちら |
受講料 |
一般(対面):¥13,200(全8回分) 一般(Web):¥8,800(全8回分) 本学学生(対面・Web):¥4,400(全8回分) |
定 員 |
(対面)30名 |
【講座の到達目標】
『源氏物語』を原文で読み解くことが、楽しくおもしろいと実感できることを目標とします。そして、作者紫式部の静かなるメッセージに耳を傾けます。
【講座趣旨】
「浮舟」巻終盤、薫は匂宮が浮舟のもとに通っているということを知ります。薫からの詰問の手紙に、追い詰められ、苦悩する浮舟は、ついに宇治川へ入水することを決意するのでした。そして、母親への手紙を残して浮舟は失踪、「蜻蛉」巻は、その失踪の翌朝から開始されます。つまり、両巻は連続していることが分かりますが、「蜻蛉」巻は、浮舟失踪というショッキングな出来事を受けて、その後に遺された人々の動静を語るものとも言えるでしょう。それにしても、宇治川に身を投げたとしたならば、もう浮舟の遺骸はなかなか見つけることが難しいでしょう。しかし、その確証はなく、薫は、浮舟のことを「ゆくへも知らず消えし蜻蛉」と独詠するしかありません。今回は、「浮舟」巻を承け「蜻蛉」巻に入ります。テキストは、講師作成の「本文・随訳」プリントを使用し、原文のリズムとその陰影を大切に味わいたいと思います。
【講座スケジュール】
第1回 5 月16日(月) | 浮舟をめぐる貴公子たちの争い |
第2回 5 月23日(月) | 浮舟、死を願う |
第3回 5 月30日(月) | 浮舟の失踪 |
第4回 6 月13日(月) | 浮舟の葬送、薫と匂宮は嘆く |
第5回 6 月20日(月) | 薫、浮舟の宿世を思う |
第6回 6 月27日(月) | 浮舟失踪後の残された人々 |
第7回 7 月 4日(月) | 浮舟の母の悲しみは深い |
第8回 7 月11日(月) | それからの薫 |
【申込・振込期間】