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イングリッシュキャンプ「イベントレポート in 富士見高原」

English Camp in 富士見高原
イベントレポート

事前準備として、事前説明会を実施しました。服装やセミナーハウス内の規律などを主として英語で説明し、説明のレジュメやしおりも英文で配布したが、生徒はそれに戸惑いを見せていました。

初日の7月31 日(金)は、8:30 頃に本校をバスで出発した後、牛久駅で外国人講師4名とコーディネーター1名を乗せて、そこで自己紹介等を兼ねた軽いレッスンを行いながら、長野県へと向かいました。

途中の昼食から、外国人講師4人が参加、生徒には交流するように、英語で話しかけることを促しました。まだまだ時間が経っていない中で、生徒は最初から頑張って話してみようというチャレンジ精神を見せていました。

セミナーハウスに到着後、オープニングセレモニーとして、4人の講師が登場して自己紹介。A グループの講師はMarie、シンガポール出身であり非常に聞き取りやすい英語を話し、2年前のイングリッシュキャンプにも参加しているが、リーダーシップを発揮し常にアイデアを出してくれる講師である。B グループの講師はJason、イギリス出身で穏やかにかつフレンドリーに生徒たちに話しかけていました。C グループ講師のOmar もイギリス出身、生徒を盛り上げるのが非常に上手く、授業は最も活気が感じられました。D グループの講師は最年長のAndre、Marie と同様2年前のイングリッシュキャンプにも参加し弁護士など様々な職歴を経て現在の英語講師になっているだけあり、授業はアカデミックにかつ厳しく行われました。

全体のオープニングセレモニーが終わった後、ABCD それぞれのグループに分かれて、各セミナー室へと入り、本格的なレッスンとなりました。

スタートしたとたん、生徒たちは、講師たちに最初から積極的に話しかけようとするものと距離をおいて消極的になってしまったものに分かれました。間違ってもいいので自分の意志を伝えたい、と思っている生徒は覚悟があるが、そうでない生徒は友人に頼ってしまう傾向がある。事前指導で、外国人講師は間違うことに対して寛容で、むしろ間違いが大事だということを生徒に伝えるべきだと感じました。

授業内容は、主に3日目のプレゼンテーションに向けて、何を伝えるかという内容の〈ライティング〉と、どのように使えるかの〈表現方法〉の練習を中心に展開。〈ライティング〉に関しては、授業内で終わらず、夜の自由時間に単語を調べながら文章を作っている様子も見られました。また、〈表現方法〉に関しても、ジェスチャーを習いながら実際に使う練習を行い、外国人とのコミュニケーションの取り方を学んでいました。

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プレゼンテーションのテーマは様々なトピック(夢・家族・尊敬する人、など)から自分の書きやすいものを選ぶ形式になっていたが、自分の気持ちを日本語で表現することさえできず、その時点で苦労していた様子が見受けられました。改善点として、事前学習で、「プレゼンをする内容を考えさせておく」ということがあると感じました。コーディネーターからも、日本語を考える時間が勿体ないとの指摘を受けました。

そのような状況でも、中にはプレゼンテーションの内容を最初から英語で書いて外国人講師を驚かせている生徒もいました。最初から積極的な態度を見せる生徒は褒められることで、さらに自信をつけていく様子が見られました。

授業のメインの目的は3日目のプレゼンテーションのレベルを上げていくことだったが、その間にもコミュニケーションを目的のゲーム形式のアクティビティも多く、生徒は楽しみながら、少しずつ力をつけていきました。クラスでの参加のメリットとして、生徒同士がお互いを理解し壁がないのでスタートから全員で楽しめたことがあげられます。筆記試験で問われるような文法を教え込まれることはほとんどなく、生徒もできるだけ大きな声を出して自分の意志を伝えることを努力していました。

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プレゼンテーション本番の3日目には、午後からのプレゼンテーション本番に向けて、全員が思い思いの練習をしていました。朝食も昼食もプレゼン用の下書きの紙を離さず、繰り返し唱える者や、お互いに見合って間違いを指摘する者など、本番へのモチベーションの高さがうかがえました。さらに、暗誦することを原則としていたので、下書きを見ないで発表することに必死となっていました。

午後の本番では、講師がランダムに名前を呼び、プレゼンテーションをしていく形式がとられました。実際のところ、良い発表をできると予想された生徒は、他の生徒の参考にできるようにと順番に工夫がされていると感じました。途中言葉が出ずに詰まってしまう様子も見られたが、全般的にはよく話せていました。最初の練習の段階では本番でできるかどうか不安に思われる生徒も結果的には、明るい笑顔で乗り切り、緊張を良い意味でのプレッシャーに変えている様子が伺えました。外国人講師の導きによって恥ずかしさをポジティブな気持ちに変え、全員の前でも発表できる姿勢を身につけることができていました。

また、自分で聴衆をひきつけるジェスチャーを考え実践するなど、相手のことを考えた発表も多く見受けられました。英語の能力以上に、人にどう思いを伝えるか気持ちの持ち方が重要であるということも今回は実感できたはずです。

すべてのプレゼンテーションが終わった後、優秀者にお菓子が与えられ、全員に修了書が授与されました。クロージングセレモニーでは、コーディネーターから、これから英語を使う上での心構えや生徒たちの評価が英語で伝えられましたが、プレゼンの準備や本番を含めて直向きな姿勢や、向上しようとする努力が高く評価されていました。全員が自分のことを誇らしく思えたのではないかと感じられました。

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夜は、「FROZEN」(日本語名:「アナと雪の女王」)の映画上映を行いました。生徒にとっては日本語に頼らずに見る初めての経験となったが、真剣に映画を観て理解しようとする姿勢が伺えました。

今回、自分の英語力に多少なりとも自信をもっている生徒はより一層の自信を持つことができたが、課題は英語の苦手な生徒にもポジティブな効果を与えられるかということです。

また「オールイングリッシュだ!」という目標を立てることは簡単であるが、それを実行に移すには生徒にとって並大抵の精神力ではできません。日本人同士で日本にいる限り、日本語で過ごそうと思えばいくらでも過ごせてしまう。生徒に自分から英語を使わせる更なる工夫が必要だと感じました。

終了後のアンケートでは、「今回、参加して良かった」「プレゼンテーションに一生懸命取り組んだ」「もう一度参加したい」など、多くの項目において、5段階評価の5が付けられていました。また、「間違いを気にせず、どんどん意志を伝えていくことが大切だと感じた」という正確性よりも積極性を重視すべきだと感じた意見、「他の外国人とコミュニケーションをとりたい」というような、自分の将来に今回の学習を活かしていきたいという意見、「今回はうまく話せなかったのでもっと勉強すべきだと思った」という今回を反省材料にし、これからの勉強に精一杯取り組もうという決意のような意見が多く見られました。

この機会は、生徒たちにとって、物事への積極的な姿勢や、英語へ取り組む意欲を養うのに大きなきっかけとなったばかりでなく、外国人講師との生活面も共にした交流により、異文化理解や人を尊重する大切さを学べた大切な機会となりました。参加しやすい環境で、無理なく集中的な英語学習の経験をさせることで、今後の学習意欲を育て、それぞれの目標を持たせる導入機会として、本キャンプは有効であると考えています。

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