内田美希選手

“一生分、
 必死に泳ぎたいと思います。”

競泳・女子100m自由形・女子4×100mフリーリレー/女子4×100mメドレーリレー
内田 美希選手
Miki Uchida

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内田美希選手インタビュー

[2016年6月末現在]

楽しかった授業と、ハードな練習

 東洋大学では経営学部で勉強していますが、マーケティングの授業がすごく面白かったですね。これから社会に出て仕事をしていくなかで、吸収できるものがたくさんありました。

 特に、商品がどのような過程で開発されていくのか、自分のなかでも興味がありました。コンビニエンスストアに行くと、スイーツと飲み物は、必ずチェックするので(笑)。その意味でも商品開発の話は、自分の生活に結びついていて、面白かったです。

 大学の授業は朝の練習が終わってからなのですが、競泳の練習は、ただただひたすら泳ぐだけなので、ハードです。
でも、勝つよろこび、それにベストタイムが出た時のうれしさを、一度味わってしまうと、忘れられなくなります。だから、厳しい練習であっても、「これをやりきらないと勝てない」と思えば、頑張れるんですよね。

考えることの大切さを知った

 練習環境は恵まれています。競泳で強くなるためには朝練習が欠かせませんが、総合スポーツセンターまで自転車で20分ほどのところに住んでいるので、移動が楽でした。男子はスポーツセンター内のアスリートビレッジに住んでいますが、女子の方が自転車を漕ぐ分、体を鍛えられたような気がします(笑)。

 東洋大学に進んでから、いちばん変わったのは練習についての考え方ですね。 スイミングクラブ、高校では与えられたメニューで練習をこなしている感じでしたが、大学に入ってからは平井伯昌監督が、「時期に見合った練習が必要なんだ」とおっしゃって、シーズンを通して練習の組み立て方を提示してくれたんです。そうしていただくことで、すごく勉強になりました。

 練習のひとつひとつの意味を考え、理解できるようになったことは大きいと思います。理解する、しないでは練習の密度も違ってくるし、成長にも影響すると思うので、その意味で充実していました。

 それに大学入学前からオリンピックのメダリストだった萩野公介選手と一緒に練習できるのは、恵まれていたと思います。同級生であり、尊敬する人でもあります(笑)。彼に追いつかないと、という気持ちがありましたね。

一生分、必死に泳ぎたい

 前回、ロンドン大会に出場した時はまだ高校生で、しかも初日の400m自由形リレーだけの出場だけでした。レースでは本当に死ぬ気で泳いだことしか記憶になくて、でも、2日目以降は練習と応援だけだったので、「試合に来た感じがしないな」と思っていたんです。

 だからこそ、リオでは、「オリンピックで、毎日レースに出られる選手になりたい」と強く思いました。

 今回は、400m自由形リレーが初日にあり、ちょうど競泳日程の中日くらいに100m自由形のレース、そして最終日に400mメドレーリレーがあります。もう、ずっと試合、試合、試合という感じなので、4年越しの願望が叶うのがとても楽しみです。
きっと、今度のオリンピックでは、「こんなに頑張ることって、一生ないだろうな」という大会だと思うので、一生分、必死に泳ぎたいと思います。

(interviewer 生島淳 / photo 小倉和徳)


プロフィール

内田美希選手
内田 美希(うちだ みき)
経営学部経営学科4年
1995年2月21日生まれ(21歳)
身長 172cm  体重 63kg
出身地 群馬県
出身校 関東学園大学附属高等学校

主な成績

2014年 世界短水路選手権 女子400mメドレーリレー
パンパシフィック水泳 女子400mフリーリレー
アジア大会 女子50m自由形
アジア大会 女子100m自由形
アジア大会 女子400mメドレーリレー
アジア大会 女子400mフリーリレー
2015年 日本選手権 女子50m自由形 優勝
日本選手権 女子100m自由形 優勝
学生選手権 女子50m自由形 優勝
学生選手権 女子100m自由形 優勝
世界選手権 女子100m自由形 12位
2016年 ジャパンオープン 女子50m自由形 優勝
日本選手権 女子100m自由形 優勝

自己ベスト

50m自由形 24秒95
100m自由形 53秒88
200m自由形 2分01秒36

(2016年6月末現在)