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〔留学だより〕カナダ・トンプソンリバーズ大学

English (TOYO Global RDS)

トンプソンリバーズ大学(カナダ)に留学中

横山 涼さん(国際地域学科2年)

 

トンプソンリバーズ大学 Thompson Rivers University (TRU)

留学だより私はバンクーバーから飛行機で1時間ほどの所に位置しているカムループスに留学しています。
カムループスは田舎ですが、今のところ生活には不便していません。歩いて少しの所にウォルマートがあるので買い物は基本的にそこで済ませます。さらに近くに寿司屋があり、日本人経営のラーメン屋もあるのでたまに友達と出かけたりもします。驚いたのは、日本の商品がここで買えたことです。中国の商品が中心のお店でマヨネーズ、味噌などの調味料を見つけた時は嬉しかったです。

私が留学しているのはトンプソンリバーズ大学(以下TRU)です。まずキャンパスの特徴としては、留学生が多いことが挙げられます。特にインドや中国の学生が多い印象を受けます。日本人学生は20人くらいで、半分は正規課程で残りは交換留学です。部活が活発で、バスケやバレー、サッカー部がよくキャンパス内で試合をしていて友達と見に行ったり、キャンパス内に大きなジムもあります。

 

Fall Semester(9月~12月)                  

 ESAL

TRUへの留学生は到着後、オリエンテーション中にあるPlacement Testという試験を受けなければなりません。
その結果によってESAL(English as a second or alternative language)という留学生専用の英語の授業を何個取るかが決まります。Levelは基本的に1から5まであり、5をPassすると次の学期から正規課程の授業を取れる仕組みになっています。
このシステムは全ての大学に共通しているわけではないようです。ESALにはWriting, Reading, Speaking, Grammarの4つがあり、私はSpeaking以外を全て取りました。ESALは20人程度のクラスなので、顔見知りが増えやすく授業に参加しやすいことが良い点でした。その中でもWritingの授業が印象に残っています。

もともと私はTRUで経済学と経営学を学ぶ予定だったため、取っていたWritingの授業もビジネスに関連するものでした。英語でのビジネスメールの書き方、ビジネスメールに適切な言葉遣いや言い回しを勉強し、またそれらを生かして会社での出来事をイメージしたロールプレイもやりました。このロールプレイで思ったことは、出身国によってビジネスの方法は違うのかな、ということです。
クラスメイトはロシア、カザフスタン、メキシコ、トルコ、アラブ首長国連邦、インドから来ていました。私も含め、それぞれTRUでビジネスが専攻ですが経験はない学生です。特にロシアの学生は自己主張が強く、これがいわゆる文化の違いなのかなと考えさせられる場面が多かったです。
また、Research Paperの書き方を勉強できたのがよかったです。私は「カナダの炭素税を増やすことに賛成か反対か」というテーマで書きました。大変だったのは調べていくにつれ賛成派反対派両方の意見に納得してしまい、自分の考えがわからなくなってしまったことでした。日本にいるときから色々なものに対して自分の意見は持つように心がけていたのですが、いざ書き出してみると自分が思っていたよりも意見を持てていないことに気付くことも多かったです。

Introduction to the Business一番大変に感じた授業の一つがIntroduction to the Businessという授業でした。
この授業は定期的に出されるMicrosoft Officeの課題と同時並行で教科書を自分で読み、その後確認のクイズにオンラインで答える形でした。
エクセルが苦手で日本でも苦労していた私がカナダに来て急にできるようになっているはずもありません。ただでさえ日本語でも用語がわからないのですから英語でわかるわけもありません。授業のスピードは早く、加えて専門用語もわからないので苦労しました。エクセルに時間を割き、他の授業の準備もしていたため教科書をあまり読まず、それを学期末まで続けてしまった結果、期末テストの点数も悪いという完全な悪循環にはまってしまいました。今思えば甘えがありましたが、日ごろから教科書を少しでも読んでいればここまではならなかったかなと思います。ここで改めて感じたことは、当たり前ですが日本語でわからないことは英語でもわからないということです。

 Winter Semester (1月~4月)

上記にあったESALの授業を全て取り終わったため、最終学期は全て専門科目を取っています。アドバイザーとも相談して、4科目を履修することにしました。

 Introduction to Critical Thinking

授業名からして苦労するのは目に見えていましたが、せっかくなので挑戦してみました。この授業はある意味で自分が想像していた海外大学のイメージと同じでした。内容としては論理学、あるいは哲学に近いと言えると思います。クラスは大人数(150人くらい)で、基本は講義形式になっています。ただし講義と言っても先生が生徒に何かを問いかけて自分の意見を言わせることが多いので、日本の授業とはそれなりの違いがあります。
大きな違いは、学生の活発さです。最初の1,2週間は特定の生徒のみが発言していたのですが、時間が経つにつれてそれ以外の学生も参加するようになっていました。ここでもやはり私は他の生徒より常日頃から頭を使っていないのだと自分にがっかりしました。とにかく情けない気持ちが強かったです。今では日ごろから頭を使うようにしていますが、そんなにすぐに自信を得られるはずもなくもどかしいことが多いです。

 Financial Accounting

留学だよりこの授業については内容を本当に何も知らないで受けるのは厳しいかもしれないと思いましたが、せっかくなので挑戦してみました。授業は講義形式で1クラス40人程度です。上記の授業に比べると授業中は静かです。
私にとっては何よりも予習復習が欠かせない授業です。スピードはそこまで早くないですが、何せ言葉がわからないので予習をしておかないと授業の時間がとてももったいなく感じてしまいます。前セメスターの失敗があるので、一日1時間程度は予習のために使います。そのおかげか今のところ授業内容はよく理解できていると思います。

 

自己管理と自由 

TRUに来てはや5カ月になりますが、やはり自己管理の重要さを感じることが多いです。自分は授業で散々苦労していますが、だからといって投げ出すつもりはないですし勉強を止めるつもりもないです。
Writingで仲の良かったインド人の友達は今学期もう一度Writingを取っています。授業中は携帯を見、課題も人に頼っていたツケが回ったのではないかと思います。本人は自分の失敗を他人のせいにしていましたが、それは見当違いもいいところでしょう。自分でやるべきことをやっていないなら仕方がないのではないかと思いました。
しかし、そうは言っても留学生活を一人で生き抜くのはかなり大変だと思います。大変どころか不可能なのではないでしょうか。自分もTRUで多くの人にお世話になりました。友達、ルームメイト、アドバイザーの方には助けてもらうこともありました。ただ、たまには一人になってみるのもいいのかなと思いました。

12月の中旬から約2週間、一人でカナダ横断旅行をしました。航空券とホテルは日本人アドバイザーの方と相談をして決めましたが、ホテルのチェックインから空港での手続き、その他のことは全て自分で考え、実行しました。
フライト時間を間違えて代わりの航空券を空港で手配してもらい、到着が遅れることをホテルに電話し、夜は危ないと判断して空港で寝たこともありました。一人旅ではミスを人のせいにできないため、自分を律する意思が極めて重要になります。
これは一人旅だけでなく留学生活にもつながることではないでしょうか。留学といっても行くところは大学です。日本よりも学業に縛られる時間は多いと思いますが、それでも自由がたくさんあります。その自由時間をいかに使うかが大事なのではないかとこちらの生活をしていて強く思います。そこでどんな時間の使い方をするかによって自分の性格とでもいいますか、それが改めてわかると思います。

最後の方は偉そうことを言ってしまったかもしれませんが、TRUでの生活で感じた率直な気持ちです。読んでいただきありがとうございました。

 

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