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2015年度 第8回未来を拓くトップセミナー「アンチテーゼは世界へ-日本人の役割-」を開催

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2015年度 第8回未来を拓くトップセミナー「アンチテーゼは界へ-日本人の役割-」株式会社良品計画代表取締役会長 金井政明氏

理事長2015年11月12日(木)、第一線で活躍中のトップを講師に招く「未来を拓くトップセミナー」を埼玉県・朝霞キャンパスで開催しました。金井政明氏(株式会社良品計画 代表取締役会長)を講師に迎え、「アンチテーゼは世界へ-日本人の役割-」と題した講演には、学生・教職員ら約330名が集まりました。

講演に先立ち、福川伸次理事長からセミナーの趣旨を説明。その後、金井氏が登壇し、1時間にわたる講演を行いました。

金井氏冒頭、60年前の日本の暮らしを写真と数字で紹介。現代社会と比較し、「昔は貧しい中にも希望や助け合い、感謝する心があったが、現代は経済状況や暮らしは非常に豊かになったが、その反面、人間としての生きる力が低下している。今後は日本でもさまざまな価値観や多様性を認めていかなくてはならない」と課題をあげました。

良品企画は『これがいいではなく、これでいいという満足感』というコンセプト。しかし、理性的・抑制的な満足感ではなく、自信に満ちた満足感を世界に提供することであると説明した金井氏。「何かの役に立つという感覚を抱きにくい時代となり、生き方の劣化を防ぐために、『感じ良いくらし』を常に考えながら商品開発をしている。グローバル化において、文明は世界共通だが文化の差異化への二極化を迎えている中で、文化をビジネス化するために、一般の人たちが手にすることができる絶対価値の商品を作ろう。そして競う会社を目指し、中小企業であろうとしている」と、目標を掲げていることを語りました。

学生質問そして、商品デザイン開発のポイントとして「人間の無意識や行為を理解して、デザインをしていかなくてはならない。ただ、アイディアを生み出すだめには、強い思いが必要。その強い思いを持っていれば、さまざまなモノ・コトをつなぎ合わせることができる」とし、アイディアによって新しい商品が生まれ、その商品で一人ひとりの生活が美しくなれば社会は良くなると強調しました。

その後、良品計画の商品一例や団地リノベーションプロジェクト、2015年度グッドデザイン金賞を獲得した成田国際空港第3旅客ターミナルビルなど事例を写真とともに開発の経緯などを紹介しました。

講演後、学生との質疑応答の時間が設けられ、金井氏が質問に答えました。
トップセミナーを受講した学生からは、以下のような感想が寄せられています。

・昔と今の社会状況の比較からの課題点を洗い出し、どのようなモノをデザインしていくべきかを考える方針に共感しました。
・「生活が美しくなれば社会も良くなる」という言葉を大切にしていきたいと思います。
・日本人であることに誇りを持って、もっと「感じの良いくらし」を意識していきたいです。
・アイディアを出すことは、何かに対して思いを抱き、それは日常にあふれていることに気付くことができました。


<プロフィール>
金井 政明 氏
株式会社良品計画 代表取締役会長
1957年生まれ。西友ストアー(現合同会社西友)を経て1993年良品計画入社。
生活雑貨部長として長い間、売上の柱となる生活雑貨を牽引し良品計画の成長を支える。
2008年2月代表取締役社長、2015年5月代表取締役会長に就任、現在に至る。
2009年9月には株式会社イデー代表取締役社長に就任。良品計画グループ全体の企業価値向上に取り組む。
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