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【井上円了哲学塾公開講座】福川伸次理事長 「日本力で未来を拓く」が開催されました

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E3「日本力で未来を拓く」

 11月21日(土) 福川伸次(学校法人東洋大学理事長) 

2015(平成27)年11月21日(土)午後16時30分より、井上円了ホールにて、井上円了哲学塾公開講座「リーダー哲学講義」が開催されました。講師は本学の福川伸次理事長、聴講者数は、塾生、学生、一般の申込者を合せて151名でした。

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演題は、「日本力で未来を拓く―人間価値主導の経済社会の提案―」で、福川理事長の提唱する「日本力(ジャパナビリティ)」を今後いかにして向上発揮させうるかということに力点が置かれ展開されました。

最初に、戦後日本の高度成長期の歩みを振り返り、さらに1980年代は日本に対する厳しい国際評価とともに、当時の「政治」「行政」「経済界」の全般に渡って「停滞」に陥った経過と原因を指摘しました。

福川理事長は、「日本力(ジャパナビリティ)」の源泉として、「日本の強みと弱み」について分析し、その「強味」として、「自助共助の精神」「異文化への寛容性」「匠の技・道の探求」「和の意識」「自然への敬意」「自然との共生」を挙げました。しかし、その反面「弱み」としては、「横並び意識」「論理思考の弱さ」「内向きの社会意識」などを、さらに、「青少年の留学意欲」「コミュニケーション力」「国際発信力」の低さを指摘しました。そこで、強調されるのが、「自己決定能力向上の必要性」です。それには、「考える力の培養」「グローバル思考と論理思考の徹底」そして「複眼的思考」が重要であるとして、「百聞は一見に如かず」、「百見は一考に如かず」、「百考は一行に如かず」という喩で、「論理思考」の徹底と「リスクへの挑戦」の意義を力説しました。

そして、「日本力(ジャパナビリティ)」の発揮には、「イノベーションへの挑戦」が求められるとし、それは、社会のシステムをどう変革させていくかということであり、また、次世代の選択肢の拡大として、どういう社会を目指すのか、ということだと指摘しました。その実現に向けての具体策として提言されたのは、「技術革新のフロンティアの開拓」「文化力の向上」「企業力の強化」などです。

現在、「グローバルリスク」は高いものの、日本は「グローバビリティの向上」を目指し、「日本から世界を変えよう」と訴えました。

そして最後に、今こそ真の「グローバル人材」の養成が急がれることを強調するとともに、「新しい成長モデルの提案」として「人間価値主導」の「経済社会」を目指さなければならないとの提案を示しました。

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講演後の質疑応答でも多くの質問に答え、福川理事長の大学教育や日本社会の改革に向けた並々ならぬ意欲と情熱が伝わる講演となりました。

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