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【書籍の紹介】4冊の書籍を刊行いたしました

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【書籍の紹介】4冊の書籍を刊行いたしました

2011年7月に「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」として採択され設立された東洋大学国際哲学研究センターは、3つのユニットで鋭意活動を行ってきましたが、今年度をもちましてその5年間の活動を終了いたします。わたしたちの行ってきた研究活動を広く社会の皆様に還元し、未来の地球社会へと問題を提起すべく、3つのユニットで、以下の4冊の市販の書籍を刊行いたしました。ご一読いただければ幸いです。

第1ユニット

 『近代化と伝統の間――明治期の人間観と世界観』

近代日本思想の誕生。儒教・仏教という知的伝統と、西洋哲学という新たな知が出会った明治。近代化と伝統の間で花開く新たな知の深層を明らかにする。

近代化と伝統の間

編著:吉田公平、岩井昌悟、小坂国継、国際哲学研究センター第1ユニット
出版社:教育評論社
ISBN:978-4905706397
ページ数:300
出版年月日:2016年1月27日
価格:2,500円+税

目次
はじめに 岩井昌悟
第一部 儒学と近代日本
 第一章 西田幾多郎の「修養」と「研究」、夏目漱石の「こころ」の苦悩:吉田公平
 第二章 西周と陽明学 ――「生性劄記」における「当下便是」説批判をめぐって――:小路口聡
 第三章 蔡元培と井上円了における宗教思想の比較研究:王青
第二部 仏教と近代日本
 第一章 釈迦信仰の思想史的展開――『悲華経』から大乗非仏説へ:西村玲
 第二章 日本近世仏伝文学の世界:岩井昌悟
 第三章 梵暦運動史の研究――19世紀の日本における仏教科学の展開――:岡田正彦
 第四章 日本近代における伝統の「発見」―井上円了の『仏教活論序論』:三浦節夫
 第五章 井上円了の「近代佛教」:ゲレオン・コプフ
第三部 哲学・文化と近代日本
 第一章 「美学」受容に見る明治期の人間観――西周の「美妙学説」を手掛かりに――:相楽勉
 第二章 大西祝と『良心起源論』:小坂国継
 第三章 個の確立と善なる世界――西田幾多郎『善の研究』における人間観と世界観――:白井雅人
附論 明治期と自然災害:出野尚紀

第2ユニット

『ポストフクシマの哲学――原発のない世界のために』

東京電力福島第一原子力発電所事故は、発生から4年を経て、いまだ終熄の糸口すらつかめないでいる。巨大な被害をもたらし続けるこのカタストロフィを私たちはいかにして生き延びるのか。そして哲学はそのために何を語ることができるのか。哲学者と実践者とが「フクシマの後」、われわれの直面する課題を考える。

ポストフクシマの哲学

編著:村上勝三、東洋大学国際哲学研究センター
出版社:明石書店
ISBN:978-4-7503-4231-3
ページ数:292ページ
出版年月日:2015年8月20日
価格:2,800円+税

目次
はじめに フクシマの後:ジャン=リュック・ナンシー(渡名喜庸哲訳)
I 核時代の政治
 第1章 フクシマ――犠牲のシステム:高橋哲哉
 コラム① 「フクシマ」の記念碑化:岩田渉
 第2章 フクシマは今――エコロジー的危機の政治哲学のための12の註記:エティエンヌ・タッサン(渡名喜庸哲訳)
 コラム② 隔たりのなかでの闘い:堀切さとみ
 第3章 核時代の生――哲学・思想からの提言:山口祐弘
II 核時代の倫理
 第4章 ぼくら、アトムの子どもたち 1962~1992~2011:加藤和哉
 コラム③ 「震災ユートピア」のあとで――被曝低減活動の現在:疋田香澄
 第5章 予防原則の適用と環境倫理の方向性:山口一郎
 コラム④ 福島原発告訴団の報告:武藤類子
III 来たるべき哲学の課題
 第6章 放射線被曝下の倫理と哲学、あるいは、「人」の取り戻し:村上勝三
 コラム⑤ 避難支援活動を続けてきて:木田裕子
 第7章 「理想」を語る哲学:納富信留
 コラム⑥ 小さき声のカノン――選択する人々、意志が芽生える瞬間:鎌仲ひとみ
 第8章 為しえることと為しえないこと:ベルンハルト・ヴァルデンフェルス(武藤伸司訳)
あとがき

『越境する哲学――体系と方法を求めて』

諸学の細分化が進んだ現在、どのような学問的思考が求められるのか。「方法」「体系」そして「翻訳」をキーワードに、共有可能な知を展望する。日・仏・独の研究者16名による真摯な思索の軌跡。

越境する哲学

編著:村上勝三、東洋大学国際哲学研究センター
出版社:春風社
ISBN:978-4-86110-478-7
ページ数:464+11ページ
出版年月日:2015年11月30日
価格:5,500円+税

目次
まえがき:村上勝三
第I部 普遍方法論の現在
 第1章 存在論的無差別を絶つ:ジョスラン・ブノワ(大野岳史訳)
 第2章 観念としての世界、実存する世界―哲学における「真のスキャンダル」をめぐって:エドゥアール・メール(大西克智訳)
 第3章 方法としてのオートポイエーシス―体系とは異なる仕方で:河本英夫
 第4章 国際哲学研究の方法論をめぐって―「生活世界」を基盤にする国際哲学の方法:山口一郎
 第5章 現象学―間文化哲学の方法と道:ゲオルグ・シュテンガー(稲垣諭訳)
第2部 方法による越境の試みとクロスセッションの技法
 第6章 体系性と普遍性:村上勝三
 第7章 インド古代法の場合:沼田一郎
 第8章 中国古典文学の場合:坂井多穂子
 第9章 デカルト哲学の場合:村上勝三
 第10章 クロスセクションの技法:村上勝三
第3部 発見の方法と翻訳の役割
 第11章 移植、接ぎ木、異種交配―「実体」の迷路へ:中畑正志
 第12章 「思考」を翻訳することは可能か?―訳語としての「幸福」をめぐって:神崎繁
 第13章 三位一体論争におけるウーシアー/ヒュポスタシス概念の変容―東方カッパドキア教父を中心に:土橋茂樹
 第14章 中世イスラームにおける『諸学問の分類』と体系化の思想:竹下政孝
 第15章 西洋中世における神学の方法と体系化―ロンバルドゥス『命題集』への註解をめぐって:山内志朗
第4部 理性の力と体系の取り戻し
 第16章 ドイツ観念論における体系形式―近代哲学の超克に向けて:山口祐弘
 第17章 理性と経験―スピノザ『知性改善論』と方法:ピエール=フランソワ・モロー(渡辺博之訳)
 第18章 デカルトにおける「方法」としての「マテーシス」―なぜ、今日、理性に踏み止まる力が求められるのか?:ドゥニ・カンブシュネル(大西克智訳)
あとがき:村上勝三

第3ユニット

『宗教の壁を乗り越える――多文化共生社会への思想的基盤』

多文化共生、すなわち、文化的、宗教的な多様性をもつ人々が共に幸福に暮らしていくために、宗教をはじめとする異文化理解の重要性がますます高まってきている。各分野の専門家による、宗教の壁の理解と超克へ向けての熱い提言。

宗教の壁を乗り越える

編著:宮本久義、堀内俊郎
出版社:ノンブル社
ISBN:978-4-903470-92-4
ページ数:292ページ
出版年月日:2016年1月
価格:2,500円+税

目次

はじめに(宮本久義)
【Ⅰ キリスト教社会での共生の可能性と困難さ】
 菊地章太「教会に門松を立ててよいか―イエズス会のアジア布教における衝突・妥協・融合」
 曽田長人「レッシングの宗教思想―啓蒙思想との関わりから」
 永井晋「共生の形而上学」
 井上忠男「テロ時代の人道主義の可能性と限界―共生思想としての赤十字運動の視点から」
【Ⅱ イスラームと他宗教との共生】
 鎌田繁「他者の共生とイスラーム」
 小野純一「偶像と多神教をめぐるイブン・アラビー―全体主義に抗うイスラームの思考について」
 ザキプール・バフマン「現代イランにおける諸宗教の共生の実態と課題」
【Ⅲ インドの宗教にみる共生】
 ジャヤンドラ・ソーニー「ジャイナ教における非暴力の哲学的正当化」
 橋本泰元「異宗教間の<境界>と<共生>―インドのヒンドゥー教とイスラームについて」
 宮本久義「伝説のラーマ王国―ヒンドゥー教聖地の栄光と重荷」
【Ⅳ 仏教の視点から共生を考える】
 堀内俊郎「「はいはい」の哲学―初期仏教からみた他者や他宗教との共生」
 渡辺章悟「大乗経典における慈悲と憐愍」
 ケネス田中「アメリカにおけるマインドフルネス・ブーム―現代社会への影響とその意義」
【Ⅴ 日本における宗教の展開】
 末木文美士「選択から統合へ―日本中世仏教観の転換」
 鎌田東二「「神と仏の出逢う国」再考」
【Ⅵ 特別鼎談】
 末木文美士、斎藤明、鎌田東二 司会:菊地章太「現代の宗教状況をどう考えるか」
おわりに(堀内俊郎)

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