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第1ユニットワークショップ「江戸期における漢学者たちの人間観の特色」を開催

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第1ユニットワークショップ「江戸期における漢学者たちの人間観の特色」を8月26日に開催

2015年8月26日、東洋大学白山キャンパス6号館6310教室にて、ワークショップ「江戸期における漢学者たちの人間観の特色――中国との比較――」が開催された。中国より、江戸期の日本漢学に通暁されている3人の先生方を招聘し、江戸期の漢学者たちのもつ人間観や世界観を明らかにする試みであった。左から順に、銭明、呉震、申绪璐各氏

申绪璐氏(杭州師範大学)の「楠本碩水の「朱王合編」について――並木栗水と楠本碩水――」という発表は、幕末の漢学者の動向を、朱子学者である並木栗水と楠本碩水との対話をもとに見ていくものであった。しばしば陽明学が幕末期に大きな役割を果たしたといわれているが、朱子学者に光を当てることによって、幕末期の思想状況を新たに描き直す試みであった。

呉震客員研究員(復旦大学哲学研究院)の「德川日本心学運動の“草の根化”の特色――民間文書《心学 こゝろのしらべ》について――」と題された発表では、江戸期における民間への漢学の広がりが明らかにされた。エリートの学問と見なされていた漢学であるが、心学者の民間布教文書を通して、広く大衆に受け入れられていたことを論じるものであった。

銭明氏(浙江省社会科学院)の「水戸学と陽明学――徳川ミュージアムの儒学関連資料の調査を中心として――」は、徳川ミュージアムの所蔵資料の調査の成果を報告する発表であった。徳川ミュージアムに残されている資料から、朱舜水の陽明学理解の特色を明らかにした。

3名の発表の後、吉田公平客員研究員のコメントをもとに、討議を行った。江戸期の日本の漢学者の動向を明らかにすることによって、従来のステレオタイプとは異なった思想状況を浮かび上がらせることができたことが、このワークショップの大きな成果であった。会場の様子

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