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福祉社会デザイン学研究科 福祉社会システム専攻 修士課程 2年 橋本久美子(社会人) |
司会:それでは、在校生トークをはじめます。すでに100名近い方にお集まりいただき大変ありがとうございます。今回は、博士前期課程の1年、2年、社会人で夜間大学院通学の方、そして博士後期課程の方と、いろんな経歴の大学院生に集まっていただいています。さっそくですが、自己紹介をお願いします。
阿比野さん:こんにちは、国際地域学専攻博士前期2年の阿比野です。私は海外旅行が大好きで、いままでトルコ、ドイツ、ベトナムと10か国以上世界をまわってきたのですが、中でも一番思い出深いのがトルコで、移動中バスが止まったり、ホテルがとれていなかったりとアクシデントがあったのですが、現地の方に助けられながら1ヶ月間トルコ各地を周れたので、かえって貴重な経験となりました。これからも、全世界を周りたいという夢があります。
劉さん:マーケティング専攻の劉です。経営学研究科のマーケティング専攻1年生です。中国四川省の出身です。
橋本さん:福祉社会デザイン研究科福祉社会システム専攻2年の橋本です。東北の福島県出身です。小さい頃から、福島の有名なお菓子を食べて育ちました。仕事は看護師で、体が基本なのでマラソンが趣味です。今日はよろしくお願いします。
荻さん:社会学研究科社会学専攻2年の荻です。自分の出身は千葉の銚子で、魚や醤油で有名なところです。
司会:本日は30分という時間で大学院をご紹介するために、いくつかテーマを決めてトークをすすめます。
1.なぜ大学院に進学したか、なぜ東洋大学を選んだか
2.大学院の魅力、大学院で得たもの、
3.本日お越しのみなさんへのメッセージを頂きます。
この3つのテーマで語っていただきます。
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国際地域学研究科 国際地域学専攻 博士前期課程 2年 阿比野 惠 |
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経営学研究科 マーケティング専攻 博士前期課程 1年 劉 エキショウ |
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社会学研究科 社会学専攻 博士後期課程 2年 荻 翔一 |
司会:荻さんは、今日の4人の中で唯一後期課程の学生ですね。なぜ前期課程だけでなく後期課程を進もうと思ったのですか?
荻:修士論文である程度明らかになったこともあるのですが、もうちょっと深くつきつめたい、やればやるだけ問いがいくつも出てきます。いままでの先行研究とはちがった知見などをもっと外に発信していきたい、学術的に貢献していきたいという思いから後期課程進学を決めました。
司会:橋本さんは、社会人として働きながら大学院に通われているのですが、両立は大変ではないですか?
橋本:はい、大学院入学すぐは、授業が夜9時以降に終わってといった毎日が大変でしたが、朝早起きできる自分を発見し、レポートや研究時間に充てられるようになりました。
阿比野さん:大学院は学生一人一人に指導教授が指導くださるので、効率よく研究ができます。また、講義を受講する学生も3-4人なので、発表の分担量が多いので大変ですが、考える力がつき視野がとても広くなります。
劉さん:大学はグループ研究が多いのですが、大学院は個人の能力が大事です。研究テーマに取り組むことで研究力が飛躍的に伸びます。
橋本さん:先行研究を集めるとか、まとめるとかといった研究の基本を指導教授などが教えていただけること、福祉社会システム専攻は、社会学と福祉学の先生がたくさんいて、それぞれの先生が私の研究テーマに専門分野の知識を踏まえコメントをいただけるので、深く学べると感じています。
学部は、受け身の授業もありますが、大学院は、自分の思っていることをディスカッションするので、それを言語化する機会がたくさんあることは、自分の研究テーマを整理できてよかった。またアジアの国などいろんなテーマを持った留学生もいるので国際的な視野も広がり、結果として、自分の人間観や看護観が間違っていなかったと知ることができます。
荻さん:いろんな先生がいる、いろんな院生がいるなかで発表する場があるということは、
いろんな人にわかりやすく伝える必要がある。自分の研究テーマがいかに意味があるか
を門外漢の方に伝える技術が鍛えられることが魅力とおもいます。
司会:阿比野さんは調査はアフリカのどこへ行くんですか?
阿比野:はい、ウガンダです。これまで2回、8月から1か月行きます。赤道直下の国なので日中はとても暑いですが、朝夜は寒いです。調査は農村なのでホームスティします。
食事は、3食とおやつは毎食バナナで、さすがに飽きます・・・。
阿比野さん:学部と違った大変さを味わっています。その分成長している自分を発見しています。大学院ならではの視点や問題発見、解決力など、学部やすぐ働いていてはできないことができるので、大学院進学を検討ください。
劉さん:大学院は、大変ですが、充実しています。好奇心は大事ですので、それを忘れず未来へ行きましょう。
橋本さん:私は社会人で、年齢もそれなりですが、今回大学院へ行こうと思った際に周りから応援してくれる人やそうでない方もいました。
イチロー選手が先日、日米通算最多安打記録を達成した際に「僕は子どもの頃から人に笑われてきたことを常に達成してきているという自負がある。アメリカに行くときも『首位打者になってみたい』(と言って)そんな時も笑われた。でもそれも二回達成した。常に人に笑われてきた歴史、悔しい歴史が僕の中にあって、これからもそれを達成していきたい」(2016年6月16日中日新聞)
とコメントしたことが、私のなかで印象に残っています。
私の大学院も周りから見たらいろんな見方があるでしょうが、大学院に来てみて、やっぱりよかった、自分が大事にしようと思ったことが確認できた新しいことが発見できた実感があります。
日々悩んでいるよりは思い切って一歩前にでてみることで自分の人生を開いていく、手に入れていくことが大事かなと思っています。ぜひ、ここで出会えたご縁を勇気にかえてみなさんが新しい自分の人生に踏み出す機会にされたらよいかと思います。お待ちしております。前向きにご検討ください。
荻さん:いままでの方のポジティブな意見を踏まえたうえで聞いていただきたいが、現実的な選択肢として大学院に進学することをしっかり見つめてほしい。自分の進路設計図の中にに大学院しかないのか?、前期課程までか、博士後期課程までかといったことも、後期課程は文系ですと研究者しかないといった現実的なことも踏まえつつ、ポジティブな意見を心の糧にしてご判断いただければと思います。
司会:30分という短い時間でしたが東洋大学大学院についてご理解いただけましたでしょうか。大変ありがとうございました。
橋本:今日はお集まりいただきありがとうございました。このあと個別相談コーナーで、教員や在校生が対応いたしますので、ぜひご参加ください。
お手元にはアンケートがございますので、ぜひご協力ください。
本日ですと、白山キャンパスには、この会場のほかに、2つおすすめの場所があります。多くの蔵書を誇る図書館と学生食堂はぜひ見学ください。学食はよくテレビで取り上げられる6号館のカレーをおすすめします。
以上で在校生トークを終了いたします。ありがとうございました。
今回のトークの4人の在校生には、大学院の研究と学生生活について、さらに詳しくお伺いしました。
詳しい各個人のお話はこちらから。
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