畔上育実(あぜがみ・いくみ)さんは、3年生の夏季休暇を利用して、憧れの空港グランドスタッフのインターンシップに参加。手荷物受託カウンター、スマイルサポートカウンター、搭乗ゲートでの業務など約18日間を過ごしました。
文学部英語コミュニケーション学科4年
畔上育実さん
以前から航空業界に興味があり、グランドスタッフとして空港で働きたいと考えていた畔上育実(あぜがみ・いくみ)さん。JALスカイを選んだのは、海外旅行でJAL(日本航空)を利用したことがあり、納得のいくサービスを受けた経験があったから。実際にグランドスタッフの仕事を知り、また自分に合う仕事なのかを確かめたいとインターンシップに応募しました。
「インターンシップを通じて、利用者目線では分からなかったサービスの裏側を知りたいと思いました。JALグループは日本を代表する航空会社であるにもかかわらず、社員の皆さんが謙虚な気持ちで働いているということを感じることができました。お客さまへの対応だけでなく、社員同士が切磋琢磨する仲間として協力し合っていること、それが社内の雰囲気を盛り上げているのだなと気付くことができました」
インターンシップ先 | 株式会社JALスカイ |
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プログラム内容 | 手荷物受託カウンター、スマイルサポートカウンター、搭乗ゲートでの業務 |
参加時期 | 2012年8月29日~9月24日(大学3年の夏休みを利用) |
畔上さんは、4勤2休というシフトで約1カ月間羽田空港で勤務しました。最初の2日間は研修で、その後はカウンター業務などに従事。業務を通じてグランドスタッフの仕事や社内の雰囲気、社員の方の想いなどを知ることができました。
「実習を通じて、JALスカイの社員の一員として仕事をする意識を持つようになりました。もちろん社員の方には到底およびませんが、常に自分の振る舞いや表情がお客様にどんな感情を引き起こすのかを意識するようになりました。インターンシップを経験後は、カフェでのアルバイトでも丁寧な言葉遣いが自然とできるようになりました」
印象に残っているのは、カウンター業務の実習中、男性のお客様にゲートを間違えて案内してしまったこと。ミスに気付いた彼女は社員に相談し、すぐさまその人を追いかけました。
「まず謝罪をしてから正しく案内したのですが、別れ際に『あなたの優しさは、きっと何かいいことにつながるよ』と声をかけていただけました。お客様からの感謝や優しいお言葉がこんなにも励みになり、仕事へのやりがいとなるのだと実感できたことが印象に残っています」
延べ18日間の研修を終え、グランドスタッフになりたいという想いをますます強くしたと、畔上さんは言います。授業を通じて、将来サービス業につくには単なる語学だけではなく話せる英語が大切だと感じ、今年、ずっとやりたいと思っていた米国留学に挑戦します。