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社会文化システム学科教員紹介(長津 一史)

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氏名
 長津 一史
  Kazufumi Nagatsu

専門分野・研究テーマ

専門分野・東南アジア地域研究、文化人類学
研究テーマ: 東南アジア海域世界の社会史

代表的な著書

  • 『開発の社会史――東南アジアにおけるジェンダー・マイノリティ・境域の動態』(加藤剛と共編)、東京、東京: めこん、2010年.
  • 「開発と国境――マレーシア境域における海サマ社会の再編とゆらぎ」長津一史・加藤剛(編)
  • 「境域の言語空間――マレーシアとインドネシアにおけるサマ人の言語使用のダイナミクス」『多言語社会インドネシア――変わりゆく国語、地方語、外国語の諸相』森山幹弘・塩原朝子(編) 、 183-212ページ、東京: めこん、2009年.
  • 「越境移動の構図――西セレベス海におけるサマ人と国家」『海域アジア』(叢書現代東アジアと日本 4)関根政美・山本信人(編)、 91-128ページ、東京: 慶應義塾大学出版会、2004.
  • 「<正しい>宗教の政治学――マレーシア国境海域におけるイスラームと国家」『変容する東南アジア社会――民族・宗教・文化の動態』加藤剛(編)、245-292ページ、東京: めこん、2004.

自己紹介

生まれは札幌、育ちは愛知、研究者としての訓練は京都とマレーシアで受け、現在は東京に住んでいます。自らの履歴同様、移動する人々にシンパシーを感じています。研究生活については、これまでそのほとんどを海の東南アジアを歩くことについやしてきました。海、国境、そこに生きる人々に関心を持ち、いまもかれらのあいだを歩き続けています。

授業の紹介

私のゼミでは、臨地調査(フィールドワーク)の技法を身につけることに重点をおいています。臨地調査の実際の技法は、歩き、見て、聞くことにつきます。歩くこと、見ること、聞くことは、臨地調査を主要な方法としてきた文化人類学や地域研究のみならず、あらゆる学問の土台になりうる知的営為であると考えています。

ただし歩き、見、聞くことを、学問の営みとして意識的に使いこなすことは、けっして容易ではありません。どこをどう歩くのか、何をどう見る・聞くのか。まじめに取り組んでいる学生であれば、たいてい悩み、壁にぶつかります。臨地調査が始まるのはこのときからです。しかし、その困難さは、けっして乗り越えることができない高い壁ではありません。繰り返し歩き、目を鍛え、何度でも聞くこと――つまり意識して反復練習することにより、誰でもうまくなることができます。それは、人前で話すことと似ています。多くの学生が、人前で話すことは苦手であるとそれが自分に特有の不得手であるかのように語ります。しかし、それが得意である人のほうがむしろ少数で、苦手なのは訓練を積んでいないためにほかなりません。足と目と耳を、ともに大いに鍛えていきましょう。