2021年7月24日 東洋大学東洋学研究所 研究発表例会

東洋大学東洋学研究所

第1回オンライン研究発表例会

 

日時: 令和3年7月24日(土)午後1時55分より

場所: オンラインリモート(Zoom)発表会(運営 東洋学研究所)

13:55~16:25予定

 の辞  13:55          東洋学研究所 所長     渡辺 章悟

    (14:00~ 16:20)

14:00~14:40
一九八〇年代の「現代思想」ブームと宗教について
松野智章 客員研究員

(発表要旨)
『宗教と大学』シリーズの現代版で掲載する論文の発表を行いたい。
一九八〇年代、西欧のポストモダンの影響を受けて日本では学際的に展開された「現代思想」と呼ばれた哲学ブームがあった。そのブームを要約すれば相対化と知の否定なのだが、宗教を肯定するかのようなミスリードが全体的に読み取れる。
オウム真理教地下鉄サリン事件につながる新宗教ブームの背後にあるものとして「現代思想」の問題点を確認するのが本発表の狙いである。

(10分休憩)
14:50~15:30
『大秘密真言隨持経十萬註』における2種の『大護明陀羅尼』について―疾病消除説話との比較を中心に― 
園田沙弥佳 客員研究員

(発表要旨)
 『大護明陀羅尼』は五護陀羅尼に属する初期密教経典であり、その内容から大別して現在2種類の存在が確認されている。サンスクリット・テキストには世尊が疾病を沈静させる場面が説かれており、『根本説一切有部律』や『ヴァイシャーリー・プラヴェーシャ』等との関連性が先行研究で指摘されている。一方、チベット語訳では独自の内容が説かれている。
『大秘密真言隨持経十萬註』には上記2種の注釈が含まれており、章題に関連経典に関する語が見られる他、注釈対象経典の内容構成に相違が生じている。
本発表では本注釈書の内容構成およびその特色について明らかにする。

(10分休憩)
15:40~16:20
自力聖道門における本願観
水谷香奈 客員研究員

(発表要旨)
本願による衆生救済といえば、最も有名なものは阿弥陀仏の四十八願に基づく極楽往生であることは疑い得ないだろう。ただし、自力聖道門の諸師が諸仏や菩薩の本願力について重視していなかったかと言えば、必ずしもそうではない。むしろ本願についての着眼点が他力門とは異なっていたというべきであろう。
本発表では、主に隋唐期における三論、天台、法相などの各宗における本願観を考察し、本願が衆生救済に果たす役割をどのようにとらえていたかを論じてみたい。

 

閉会の辞  16:20~16:25          東洋学研究所研究員     伊吹 敦  

 

 

 

○本研究発表例会は、オンライン(Zoom)にて行います。参加費無料ですが、申し込みが必要です。

○申し込み方法:toyogaku@toyo.jp宛てに7月17日までにメールをお送りください。メール本文には、「名前」「住所」「電話番号」を記載して下さい。

折り返しZoomURL、パスコードをお送りします。

○お問い合わせ先 東洋大学東洋学研究所 〒112-8606 東京都文京区白山5-28-20  電話番号 03-3945-7483

HP: http://www.toyo.ac.jp/research/labo-center/toyogaku

Twitter: https://twitter.com/beVAkpnlytNTvlL/status/1309777995452751872

 

2021年7月24日研究発表例会ご案内 [PDFファイル]