インタビューシリーズ Episode 1013

マレーシア工科大学博士後期課程学生
ヌー・スハイル・ビンチ・アブド・アジズさん

マレーシア工科大学のヌー・スハイル・ビンチ・アブド・アジズさんが東洋大学バイオ・ナノエレクトロニクス研究センターを訪れ、3ヶ月の間共同研究を実施しました

左:ヌー・スハイル・ビンチ・アブド・アジズさん
中央:前川透センター長
右:モハメド・カイラッラ・ビン・ノール・アズミさん

自己紹介をお願いします

こんにちは、ヌー・スハイル・ビンチ・アブド・アジズといいます。クアラルンプールのマレーシア工科大学(UTM)の博士後期課程2年生で、マレーシア日本国際工科院(MJIIT)の先端機器・材料工学研究室に所属しています。MJIITは、UTM内に設立された教育機関で、マレーシアの首都であるクアラルンプールにあります。UTMのメインキャンパスはジョホールにあります。MJIITは、日本とマレーシアの教育システムを融合した教育機関で、日本とマレーシアの教職員による世界レベルの教育・研究を行っています。

最近の研究テーマは何ですか?

私の研究対象は、還元型酸化グラフェンに付着させた銀ナノ粒子の合成です。銀ナノ粒子は、大きさや形状を制御することにより、可視-近赤外間の特定波長の光を吸収することができます。これを応用することにより、高感度の光検出器の実現を考えています。

なぜ研究者になろうと思ったのですか?

新しいアイデアやテクノロジーで、人類に貢献したいと考えているからです。

マレーシアでの生活について教えてください

私は、マレーシアでも歴史が古いムラカの出身です。観光客にも人気がある都市です。クアラルンプールはマレーシアの首都で、ペトロナス・ツイン・タワーやクアラルンプール・タワーなど有名な観光名所もある現代的なこの都市もまた人気があります。

BNERCでの研究はいかがでしたか?

BNERCは、教員の方々だけでなくスタッフや学生のみなさんも親切で、いろいろアドバイスを下さり、知識や考えを分かち合いながら実験を手伝ってくださいました。BNERCで過ごした時間は短かったですが、これからの研究に必要な知識を得ることができました。最先端の実験機器や施設を利用するときは、担当の技術員の方が丁寧にサポートしてくださいました。施設はとても利用しやすく、多くの機器が設置されてあるおかげで、長時間待つこともなく快適に実験を進めることができました。

東洋大学への留学を考えている学生へのメッセージをお願いします

新しい知識を得るだけでなく、最先端機器の使用トレーニングも受けることができるBNERCは、大変すばらしい研究施設です。BNERCでは英語でコミュニケーションが取れるので、言葉の問題もあまりありませんでした。また、親切でそれぞれの文化や信条を尊重しあうスタッフにも助けられました。インド、イタリア、英国、チュニジアなど、世界各国出身のスタッフがいるので、いろいろな文化に触れることもできます。

研究者としての夢は何ですか?

今取り組んでいる研究を進めていき、私が合成したナノ材料を利用して、従来よりも構造がシンプルで、価格が低コストで、その一方で、高感度の光検出器を作成することを目指しています。最終的に、私が得た研究成果を通じて物理学・工学および科学に対する貢献と、社会に還元することです。

 

 

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