電気電子情報工学科

明日の地球につながる技術

情報通信ネットワーク研究室(篠永英之 教授)

情報通信ネットワークの通信品質と制御方式

私たちの身近にある情報通信ネットワークは、ここ数年、高速化し、携帯、無線LAN等を用いると、何処ででもネットアクセスが可能になりました。しかし、時には、サクサクと通信できないこともあります。使い勝手を向上させるには、ネットワーク内を流れるパケット等の全データを記録・解析し、詳しく調査することが最初のステップです。

当研究室では、無線LAN、スマートフォン、家庭内の100V電力線内にLAN信号を伝送するPLC(電力線通信)等、身近な情報機器を使って、実際の情報通信で、どのような問題が生じているかを、明らかにしています。今まで解明されていなかった現象等も明らかにすることで、新たなサクサク感のある情報通信への変革のヒントも得られます。これが更に使い心地の良い情報通信実現への一歩になるのです。

また、当研究室では、情報通信ネットワークをコンピューター内で忠実に再現し、いろいろな状況での情報通信を解析するコンピューターシミュレーションという技術についても研究しています。この手法を用いると、実際に情報通信ネットワークを構築しなくても通信状況を忠実に再現することが出来、複雑なネットワークの研究を効率よく行うことが出来ます。

上記のように、実際に情報機器を用いた研究、および、コンピューター内でネットワークを構築し研究する手法等を組み合わせ、未来のより良い通信環境の実現に取り組んでいます。

この研究室を希望する方へ

情報通信ネットワークの研究をするためには、まず、情報通信、コンピューターに強い興味を持っていることが重要です。研究とは、時に辛く、根気を要します。好きな分野でないと続けられません。

当研究室では、1週間の研究内容を教員、学生の前で発表し、議論します。議論によって真実が少しずつ解明されてゆきます。物事を先入観なく見つめる姿勢、自分で考える力の育成に力点を置いた研究指導を行っています。また、情報通信ネットワークの研究には、PC、情報機器、測定器等を使いこなすことが必要です。これも最初はうまくできません。根気が必要です。

以上のように、情報通信ネットワークの研究を根気よく継続し、先入観を捨て真実を考える指導を受け入れ、楽しめる学生が当研究室にマッチした学生像と言えるでしょう。