国際地域学科 国際地域専攻

国際的な視野をそなえつつ、地域の文化、社会を考え、貢献する。

世界の国々や地域、そしてコミュニティにおけるさまざまな課題・問題を、世界的・地球的(グローバル)な視点と思考から捉える力を身につけます。解決に向けた実践的な行動力と高いコミュニケーション能力で、地域の人びとと協力し、発展に貢献する人財となることを目指します。

学問の魅力

「現場」に立ち、地域の発展に貢献する力を育む

グローバルな視点を持ちつつ、各地域が抱えるさまざまな課題・問題を理解するための幅広い知識を日本語や英語で獲得。日本やアジアを中心に、開発支援やビジネスなどを通じて、地域の発展に貢献できるエキスパートを目指します。
また各科目で扱われる内容を集中的に、効率的に学ぶため、1年間を4つの期間に分ける「クォーター制」を導入、海外留学にも挑戦しやすい仕組みが整っています。

グローバル化への対応

実践的な語学力とコミュニケーション能力

英語については社会的に求められている4技能(聞く・話す・読む・書く)を高める語学科目を設置し、コミュニケーションの基礎を築きます。また第二外国語としてフランス語、ドイツ語、中国語、韓国語などを学ぶことができます。
一般学生(留学生入試で合格した学生以外)については、原則として在学中に一度は海外での研修もしくは留学をします。多くの学生は1年次秋に1クォーター期間の語学研修(フィリピン/マレーシア/オーストラリア/カナダ)に参加します。

4年間の学び

4つの専門領域

各領域の専門科目を日本語と英語で体系的に学びます。

国際関係・開発政策領域
国際関係論、国際協力論、開発経済論、農村地域開発論、ヨーロッパの政治と国際関係など
比較文化領域
文化人類学入門、開発と異文化理解、比較芸術論、アフリカ地域研究など
コミュニティ・地域政策領域
コミュニティ開発論、地域社会学、公共経営論、地域デザイン演習など
環境・情報・インフラ領域
国際環境計画入門、自然災害と防災、アジアの都市と交通、インターネット・情報技術実習など

このほか、グローバル・イノベーション学科で開講される専門科目の一部も「グローバル・イノベーション領域」として受講できます。

1年間を4期間に分ける「クォーター制」を導入

ひとつの学習期間(学期)を短くすることで、地域研究に関わる幅広い分野の科目を、集中的に学べるようになります。また調査型研修や長期インターンシップ、留学などの海外体験機会と、白山キャンパスでの学習をスムーズに接続し、日本と学期開始・終了時期の異なる国へも留学しやすくなっています。

1年次の海外での英語実習の実施

「国内外の地域づくり」に求められる実用的な英語力の習得を目的として、5週間・110時間超の集中学習プログラムを1年生対象に実施しています(毎年、1年生の多くが参加)。机上の学習だけでなく、学んだことをすぐに実践の場で使って身につけることを重視し、海外という異文化環境での実習を実施しています。これまでの実施校はマラ工科大学(マレーシア)、マレーシアサインズ大学、サンカルロス大学(フィリピン)、カーティン大学(オーストラリア)、トンプソン・リバーズ大学(カナダ)です。
また、その他にも、学生が「現場=フィールド」で学び、実践力を向上できるように、国内外での様々なフィールド・スタディ・研修の機会を提供しています。

そうした中で、学生も自発的に活動の幅を拡げていっています。

★海外での現地実習等が困難な場合に備えて、国内での集中的な英語コミュニケーション学習の機会や、海外の高等教育機関等と連携し、オンラインで現地の学生などと協働するプロジェクト学習の機会などを準備しています。