日本の技術や文化に興味があり、英語以外の言語を学びたいと来日したカマラ・ママドウ・ラミンさん。東洋大学の総合情報学部総合情報学科に留学し、かけがえのない仲間と学び合いながら、メディアについての専門性を深めました。母国の未来のために、経験を生かしたいと夢を描いています。

なぜ日本を選んだのですか?

留学生には大学の情報がほとんど入ってこないため、自分自身でさまざまな大学をリサーチし、研究しました。情報処理や画像処理、プログラミングを学びたいと考えていたので、大学選択で最も重視していたのは、何が学べるのかなど、カリキュラム内容でした。そして出会ったのが、東洋大学の「総合情報学部」だったのです。自分のやりたかったことに、まさにぴったりでした。同時に、とても魅力的だったのが、学費の安さです。留学生にとって、経済的な負担が少しでも減ることはとても大切なことです。

なぜ東洋大学を選んだのですか?

得た中で最も価値あるものと考えているのは、日本の仲間たちです。彼らと出会えたことは、私の宝になりました。留学したばかりの頃は「まったくの新しい世界」に大きな不安を感じていました。そんな私に、ある日、学食で声をかけてくれた学生たちがいました。一瞬、驚きましたが、とてもうれしかったことを今でもはっきり覚えています。それから彼らと仲良くなっていき、いつも一緒に過ごしていました。授業など大学内はもちろん、学外でも身のまわりのことを親身に世話してくれました。かけがえのない仲間の存在は、私にとって大きな支えになっています。

勉強していて楽しいこと、難しいことをそれぞれ具体的に教えてください。

日本語はとても難しいのですが、心理学や哲学の授業で使われる言葉はさらに難しいです。日本人の友人たちでさえ、難しいと言ってるのですから、私にとっては理解することが非常に大変でした。一方、もともと受けたいと希望していた画像処理などのメディアに関する授業には、熱中しました。好きなことは、覚えることもスムーズにできます。卒業制作ではwebサイトの制作にチャレンジしています。

将来の目標は何ですか?

私の母国セネガルやアフリカ諸国の未来のために貢献することが私の最も大きな目標です。東洋大学で学んだこと、日本での経験を活かして、母国やアフリカのために少しでも役立ちたいと考えています。

これから大学に進学を予定している留学生にメッセージ(アドバイス)を伝えてください。

私もそうでしたが、きっと皆さんも、言葉の問題や文化の違いなど、大きな環境の変化に不安を感じていると思います。しかし、友人が増え、授業が楽しくなるにつれて、そんな不安はいつの間にか消えていくはずです。日本や日本人の皆さんに愛着も感じていくはずです。目標を持っているのなら、チャレンジしましょう!挑み続ければ、いつか夢は叶うと信じています。

カマラ ママドウ ラミンさん総合情報学部 総合情報学科4年

  • 内定先:パナソニックシステムソリューションズジャパン株式会社
  • 出身国:セネガル
  • 出身日本語学校:翰林日本語学院

  • 掲載内容は、取材当時のものです