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【SDGsー学生向け講座】「SDGs実践講座~17ゴールへの第一歩~」が終了しました

2022年度秋学期授業期間(2022年9月23日~2023年1月20日)に初めて開設された、学生向けの講座「SDGs実践講座ー17ゴールへの第一歩ー」が終了しました。

この講座は、本学教員やSDGsの活動に取り組む団体の方が講師となる講義とグループワークにより構成され、SDGsの理念と各ゴールに対する具体的な取り組みを体系的に学び、「自分ごと」として理解し、「自らの行動や選択を学生生活の中で具体的に変化させて行く」ことで、在学中、あるいは卒業後に国内外の社会で活躍できる人材に成長することを目指しています。
受講者は期間中にSDGsに繋がる活動を行い、講座最終回に期間中に行った活動成果を発表しました。

終了後のアンケートでは、講座受講前と比較してSDGsの各ゴールの実現に向けて何か実践しようと計画している方の回答率が高まりました。また、実際にボランティアに参加したり、食品ロスに関するアプリ制作、本学SDGsアンバサダーとして企画立案、活動参加するなど、実践段階に入っている方の回答も多く見られました。

学生最終レポートより一部抜粋

この講座を受講した中で私の心に残った授業が二つあった。
一つは第四回の飢餓問題に関する授業である。気候に恵まれていてインフラも整備されている日本に住んでいる私たちにとって、飢餓はそこまで身近なものではない。そのため、私はこの授業を受けるまで飢餓に苦しむ人が世界で7億人もいることを知らなかった。飢餓と戦っている人が世界中にたくさんいるのに、私はアルバイト先で大量の食品を捨てていると思うととても申し訳ない気持ちになった。そして何より、「教育を受けた者の責任とは」という問いかけが今でも心に残っている。今まで当たり前のように生活してきたが、今の自分があるのも膨大な資源を消費してきたからである。この当たり前じゃないことを当たり前のようにやってきたからこそ、ボランティアに参加して環境を改善する責任があるし、苦しんでいる人を助ける必要があると気づかされた。そして、SDGsとは何か興味があってこの講座を受講することにしただけであったが、SDGsとは本当は皆が真剣に向き合って何か行動を起こさなければいけないものだと学んだ。

全学総合 SDGs実践講座 運営担当法学部清水教授よりコメント

講座の受講を通じて、SDGsの目標全体に対する理解が促進されているとともに、関心ある目標がメジャーなものから、本当に自分が興味を抱いたものへと変化していることが見て取れます。
その上で、最も重要な事として、目標の実現に向けた実践を計画しているさらには、それに着手している者が増加しています。この講座は、単なる知識の習得に終わるのではなく、実践できる人財の養成をも目標として掲げていたのであり、その文脈では、大いに目標を達成できているものと考えることができます。さらに、各自が単独で活動するのではなく、お互いに協力し合い、仲間をつくって活動していることから、SDGs実践のための活動が組織化され、より実効的なものとなることが期待されます。
このように、本講座は、本学における学生によるSDGs活動の促進に大きく寄与しており、今後さらに活動の輪が広がっていくことを願っております。

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