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本学は東京都北区並びにドナルド・キーン記念財団と「ドナルド・キーン氏蔵書整理・調査プロジェクトに関する協定書」を締結しました

日本文学・文化研究者として日本の魅力を世界に発信し続けたドナルド・キーン先生(1922~2019)は、東洋大学学術顧問・名誉博士として、東洋大学創立125周年事業での講演会をはじめ、数々の講演、シンポジウムにご登壇いただいた、本学とご縁の深い方です。
また、東京都北区西ヶ原に居を構え、書斎で数多くの著作を執筆し、最晩年までを過ごされ、北区名誉区民でもありました。

このたび、生誕100年を機に、キーン先生が残された約7,000冊の蔵書を整理・調査する中で、日本文学・文化研究、ドナルド・キーン研究の基礎資料となる図書目録を作成し、今後の研究発展に繋げるプロジェクトを開始することになりました。
そして、2022年7月14日、本学と東京都北区並びに(一財)ドナルド・キーン記念財団で「ドナルド・キーン氏蔵書整理・調査プロジェクトに係る連携協力に関する協定」を締結しました。

蔵書の整理と調査は、文学部国際文化コミュニケーション学科の石田仁志教授(専門:日本文学)監修のもと、本学の学生が中心になって行うことになっており、先だって作業に関する学内公募を行ったところ、106名の応募があり、書類選考と面接により学部生・大学院生29名が選ばれました。
蔵書の整理と調査は、2022年8月から2023年3月にかけて実施することになっています。

キーン先生蔵書整理・調査プロジェクト協定締結式の様子
(写真)前方:左より、花川区長・キーン誠己代表理事・矢口学長
    後方:蔵書整理と調査を行うことになった本学学生代表者


矢口悦子学長のコメント

本学は、2008年よりドナルド・キーン先生を学術顧問としてお迎えし、2011年には、名誉博士号を授与させていただきました。古典から現代文学に至るまで、日本文学と文化に対する知識と深い愛情をもって、世界各地に日本を紹介してくださったキーン先生。その蔵書整理という形で改めて学ぶ機会をいただいたことは、本学にとって光栄なことです。先生のご研究に学び、さらに新しい発見につながる可能性を秘めた貴重なプロジェクトとして、学生たちと共に参加させていただきます。