GIC×ASOC第1回オンラインセミナーを開催いたしました
グローバル・イノベーション学研究センターは九州大学アジアオセアニア研究教育センター及び台湾師範大学と、ASOC (Asian Scholars Online Consortium)のセミナーシリーズを共催いたします。第1回目となる今回は、5月13日(土)にオンラインセミナー「講演タイトル:Health and Social Security Systems Literacy of Filipino Migrant Workers in Japan(健康と社会保障システム:日本におけるフィリピン人移民労働者のリテラシー)」について、フィリピン大学ディリマン校アジア研究センターのジョセリン・セレロ准教授に「健康と社会保障システム:日本におけるフィリピン人移民労働者のリテラシー」についての講演をしていただきました。
日時:2023年5月13日 12:00-13:30
場所:オンライン
主催:九州大学アジアオセアニア研究教育センター文化変動クラスターモジュール・東洋大学グローバル・イノベーション学研究センター
担当:市川顕・大賀哲
参加者:13名
講演者:Dr.Jocelyn Celero
フィリピン大学ディリマン校アジア研究センター准教授
講演タイトル:健康と社会保障システム:日本におけるフィリピン人移民労働者のリテラシー
(”Health and Social Security Systems Literacy of Filipino Migrant Workers in Japan: A Scoping review”)
<報告内容>
日本に暮らすフィリピン人移民労働者が、出身国であるフィリピンや移住先の日本の健康と社会政策、プログラム、イニシアチブにどのように馴染み、理解し、知識を持っているかについて取り扱っている研究の調査内容について、公開文献より検索した日本についての25の記事を題材として取り上げ、ご講演いただきました。約50分のご講演後、質疑応答の時間では「日本人とフィリピン人の移民関係について、言語・親しみをもつこと・相互理解の3つのポイントがあげられていましたが、どれが一番難しいのでしょうか。また、どれが一番重要だと考えていますか」、「日本の語学に関する問題は移民の健康保障や社会保障にどのような影響を与えていると思いますか」等、様々な質問・コメントが飛び交い、活発な議論が展開されました。