経営学部山本教授と大同生命保険株式会社による「日本・ドイツの中小企業経営」に関する共同研究がスタートしました
この度、学校法人東洋大学は、大同生命保険株式会社と「日本・ドイツの中小企業経営」に関する共同研究の契約を締結しました。
本共同研究は大同生命保険株式会社が創業120周年記念事業として行うもので、日本・ドイツの中小企業経営の調査・比較研究を行い、ドイツ中小企業経営に学ぶべき要素を把握し、日本の中小企業経営に活かしていくことを目的としています。
経営学部 山本聡教授はドイツ中小企業やドイツ企業と取引する日本の中小企業に関する研究を行ってきました。ドイツには約350万社の中小企業が存在し、日本と同様、産業構造において中小企業が重要な位置づけを有するとともに、中小企業に対する公的支援や政策、中小企業経営にかかる研究の蓄積が多いなど、日本と類似点が多く見られます。
一方でドイツには、研究開発費や輸出額が大きく、デジタルトランスフォーメーション(DX)にも対応した、経営力の高い中小企業が多いことでも知られています。
今回の共同研究を通じ、中小企業が抱える幅広い社会課題の解決に貢献するとともに、中小企業の永続的発展を通じた「サステナブルな社会」の実現に貢献してまいります。
共同研究の概要
【テーマ】
- 日本・ドイツの比較研究によるドイツ中小企業からの示唆の獲得
【主たる研究者】
- 東洋大学経営学部教授 山本 聡(やまもと さとし)
【研究内容】
- 日本・ドイツにおける中小企業経営の調査・比較研究を行い、中小企業経営に有用な示唆を獲得。
- 研究成果を幅広く発信し、中小企業の経営変革に向けた“気づき”を提供することにより、中小企業の永続的発展に貢献。
山本教授のコメント
日本の中小企業経営者や政策担当者は、生産性の議論などを踏まえ、ドイツ中小企業に高い関心を寄せてきました。しかし、日本ではドイツ中小企業の経営実態にアプローチした研究は少ないのが現状です。 そのため、ドイツと日本の中小企業経営の比較研究を行い、その成果を情報発信することは、実務的にも学術的にも大変に意義あることだと考えます。 共同研究者として、本研究に参画できることを嬉しく思っています。本学の研究者が行う産学連携・社会実装の一つとして、尽力してまいります。 |