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大学院生の研究:薬用植物トコンの不定芽形成に影響を与える遺伝子群の網羅的解析

生命科学研究科後期課程1年の岡崎夏鈴さんの研究成果が、2022(令和4年)年 7月 22日(木)に国際誌BMC Plant Biologyに掲載されました。内容は下記の通りです。岡崎さん、論文掲載おめでとうございます。

論文タイトル:「Gene expression profiling before and after internode culture for adventitious shoot formation in ipecac」

研究内容:植物の組織培養は、重要な資源植物の増殖に必要不可欠な技術です。一般的に、切り出した植物組織から新しい芽(不定芽)を誘導するには、植物ホルモンを添加した培地で培養する必要があります。しかし、薬用植物トコンは植物ホルモンを添加しなくても、切り出した茎から簡単に不定芽を誘導できます。そのため、トコンの不定芽形成メカニズムを解明できれば、植物の組織培養が簡便にできると期待されます。本研究では、トコンの不定芽形成に関わる遺伝子をRNA-seqという手法で網羅的に解析しました。その結果、植物ホルモンを添加しなくても茎の切断だけで、植物ホルモンのサイトカイニン生合成遺伝子、芽の形成関連遺伝子、細胞分裂関連遺伝子などの発現量が増加することで不定芽形成が誘導されることを明らかにしました。今後、発現が増加した遺伝子群がどのように制御されているかを解析し、トコンの不定芽形成メカニズムの解明をさらに進めていきます。

 

 研究の様子  モデル図

生命科学研究科後期課程1年 

岡崎夏鈴さん

仮説モデル図