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11月11日 シンポジウム「ウクライナ戦争を考える」を開催

社会学部メディアコミュニケーション学科は1111日(金)、125記念ホールで全学学生を対象としたシンポジウム「ウクライナ戦争を考える」を開きました。

 

11月11日_シンポジウム「ウクライナ戦争を考える」_写真1

 

ゲストはウクライナの首都キーウ在住で、研究のため東洋大学に短期間滞在中のウクライナ国立航空大学准教授のルジェフスカヤ・ダーリアさん、開戦後のウクライナを取材した経験を持つ朝日新聞映像報道部の竹花徹朗記者と国際報道部の坂本進記者の3人でした。

 

11月11日_シンポジウム「ウクライナ戦争を考える」_写真2

ルジェフスカヤ・ダーリアさん

ダーリアさんは、ロシアがキーウに侵攻した2月24日の驚きと、その日以降、恐怖とともに過ごした苦しい日々を生々しく紹介してくれました。ロシアのミサイルが自宅上空を飛んだり、近所の建物に命中する。スーパーで買い物をするため3時間もかかる生活。避難を呼びかけるサイレンの音。そんな中で多くの人々が今も生活しています。

 

11月11日_シンポジウム「ウクライナ戦争を考える」_写真3

竹花徹朗さん

竹花さんは、ロシアが撤退した直後のキーウ近郊の町、ブチャやチェルノブイリ原発を取材した体験などを話してくれました。そして一人一人の生活や悲劇を伝えるため「戦禍の肖像」というプロジェクトを紹介してくれました。「ウクライナの人々が恐れていることは、自分たちのことが忘れられることだ」という言葉が印象的でした。

 

11月11日_シンポジウム「ウクライナ戦争を考える」_写真4

坂本進さん

坂本さんは激戦地となった南部、マリウポリを取材しました。多くのウクライナの住民と兵士が立てこもって抵抗したアゾフスタリ製鉄所の地下シェルターで人々はどういう生活をしていたのか、脱出して生き延びた人たちから取材をした様子が紹介されました。

 

またシンポジウムを聞きに来ていたウクライナから留学中の学生も発言し、日本の学生に向けて「ウクライナの状況はどんどんひどくなっています。多くの国民が今も電気も水道もない中で生活しています。しかし、私たちは未来を信じて戦っています」と話しました。

 

11月11日_シンポジウム「ウクライナ戦争を考える」_写真5-6

 

参加した約70人の学生は熱心にメモを取りながら聞いていました。学生の一人は「普段目にする新聞やテレビでは知りようのない悲惨な現実を知りとても驚いた。一日も早い和平を祈っています」と話していました。

なお、ダーリアさんは日本での研究を終えて11月19日に帰国しました。自宅のあるキーウは今もロシアのミサイル攻撃が続いています。停電が断続的に続いており、1日に4時間ほどしか電気が使えないそうです。これから寒い冬を迎えるのですがダーリアさんは「私たちは寒さには慣れています。また日本に来る日を楽しみにしています」と話していました。