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大学院生の研究:薬用植物トコンの植物体再生効率を上げる新規物質の発見

生命科学研究科博士前期課程2年 岡崎夏鈴さんの研究成果が、国際誌「Planta」に掲載されました。内容は下記の通りです。
岡崎さん、論文掲載おめでとうございます。

論文タイトル:「Strigolactone signaling inhibition increases adventitious shoot formation on internodal segments of ipecac」

研究内容:
植物の組織培養は、植物の組織片から新しい器官を形成させ、個体を増やす技術です。この技術は種子を得にくい植物、商業価値のある植物、希少な植物などの増殖に必要不可欠です。
一般的に、植物組織片から新しい個体を誘導するには、培養培地に植物ホルモンのオーキシンとサイトカイニンを添加しますが、トコンでは植物ホルモンを添加しなくても植物体の再生が起こります。そのため、外から処理した薬剤の効果を直接評価できます。
本研究では、オーキシンとサイトカイニンと異なる別の植物ホルモン、ストリゴラクトンの生合成および作用を阻害することで、植物組織から形成される新しい芽(不定芽)の形成数が増加することを発見しました。今後ストリゴラクトンの生合成阻害剤および作用阻害剤が組織培養における新規の不定芽形成促進物質として利用できることが期待されます。



生命科学研究科 博士前期課程2年 岡崎夏鈴さん

▸ この論文のアブストラクトはこちら
URL:https://link.springer.com/article/10.1007%2Fs00425-021-03640-1