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経済学部 久米功一教授が『行動経済学』アサヒビール最優秀論文賞を受賞しました

2021年12月11日、経済学部総合政策学科の久米功一教授が第5回アサヒビール最優秀論文賞を受賞しました。

アサヒビール最優秀論文賞は、行動経済学会によって行動経済学の研究振興を図ることを目的として2010年に創設され、学会機関誌『行動経済学』に掲載された査読論文の中から最も重要な学術研究と認められる論文に対して授与されます。

受賞論文

久米 功一,鶴 光太郎,佐野 晋平,安井 健悟
「社会保障の給付負担に対する選択を決定する要因は何か―個人の意識の役割」
『行動経済学』第11巻、54-74


抄録
本稿では,経済産業研究所が実施したアンケート調査の結果を用いて,増税の是非と社会保障の縮小・拡大という選択に対して,信頼や公共心などの個人の意識がどのような影響を与えるかを分析した.特に,増税せずに社会保障の拡大を求める人々の特徴をみると,税負担と社会保障増減の整合性を取るような財政中立的選択を支持する人々に比べ,政府・他人への信頼や公共心が低い一方,政府への依存が強く,市場経済に懐疑的であった.また,教育水準,時間当たりの所得,相対所得が低かった.これらの結果は,将来に向けて財政・社会保障の持続可能性を確保していく上で,政府・他人に対する信頼や公共心を醸成していくことが重要であることを示唆している.


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