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埼玉県和光市で政策提言を発表しました

2020年2月4日(火)、埼玉県和光市で政策提言を発表しました。発表を行ったのは、16日に開催した2019年度東洋大学経済学部政策提言発表会で、きわめて実現可能性の高い提言として最優秀賞を受賞した「和光市における買い物難民対策チーム」の4年生3人です。

 

この提案は、埼玉県内で買い物難民比率がもっとも高い和光市において、高齢化が進んだ地区の公共施設をミニスーパーに改装するアイデアを、市及びミニスーパー運営企業数社に提示し、両者の条件を満たす可能性の高い施設を絞り込んだものです。そして、この提言を実現することで、最終的には、買い物難民比率の大幅な引き下げ、市にとっての施設維持管理費の削減、民間にとって採算が取れることのそれぞれに合理性があることを示しました。(写真1、2019年度政策提言資料)

 

 

和光市からは、この提言の途中段階で何度も意見交換を行い、16日の発表会にもご参加いただきました。

それをきっかけに、市から来年度も何らかの提言を検討してほしいとの要請を受けており、24日には、来年度の提言の主力になる現2年生チーム(当日は5人出席)も参加して、来年度の提言の構想を発表しました。同チームは、和光市の課題を子育て世代の大幅な転出にあると分析したうえで、必要な政策を、米国で盛んに用いられている市民参加手法であるアセット・マッピングを用いて、市民協働で検討しようというものです。

例として、人口密度マップ、ハザードマップ、授乳所や子ども用品店舗など子育て支援施設マップなどを重ねて和光市の特徴を考えました。学校周辺でひったくりなどの犯罪が多いなど意外な特徴が示されました。4月以降、市民参加で地図作りや地図重ねのワークショップを行う計画です。(写真2、2020年度政策提言構想資料)

 

当日は、和光市の松本武洋市長のほか、担当の企画部の部長さん以下の職員の皆さんにご参加いただきました。

4年生と2年生がそれぞれ発表後、「様々な角度から掘り下げていて参考になる」、「学生の提案で実践に結び付くのは素晴らしい」、「市の職員が気づいていても声に出せないことを言ってもらっている感じ」、「アセット・マッピングはとても興味深く楽しみにしている」など暖かいコメントのほか、「坂道が多いことをどう考えるか」、「子育て世代を増やす政策が必要かどうかは別問題」という本質的なコメントもいただきました。(写真3、4(参加学生、松本市長、指導した根本祐二教授))

 

 

政策提言は、アイデアを考えること自体決して簡単なことではありませんが、それにとどまらず、提言先に直接接触して意見をもらい、受け入れられやすいように改善して、実現可能性の高いレベルに引き上げることを目標にしています。総合政策学科では、学生のうちにこうした得難いチャンスを掴めるよう実践教育を提供しています。