教員著作紹介 2023年
東洋大学専任教員の著作をご紹介します。著者の先生からいただいたメッセージも掲載しています。
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江戸の女子旅 : 旅はみじかし歩けよ乙女

著者:谷釜 尋徳(法学部法律学科 教授)
出版社:晃洋書房
出版年:2023年2月発行
ISBN:9784771037007
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近世は“女子旅の時代”でした。そう断言してもよいほど、本書に登場する女性たちは、活発に旅を楽しんでいます。
旅する女性たちは男性に匹敵するほどの長い距離を歩きましたが、彼女たちは、有名な寺社や名所旧跡をめぐり、名物で胃袋を満たし、名産品を買い漁り、温泉で心身を癒し、都市観光を満喫し、お座敷遊びや芝居見物にも熱中するなど、滅多にない旅の機会を漏れなく楽しもうとパワフルに歩き回りました。湯水のように各地に大金を落とし、豪華なセレブ旅行をした女性もいます。
関所、難所、大河、女人禁制など、女子旅には困難も付き物でしたが、そのような憂いを吹き飛ばすほど、旅の道中は女性たちを駆り立てるたくさんの魅力に溢れていたようです。
近世に流行した“女子旅”は、活発な江戸の女性像を私たちに教えてくれます。
[2023年2月更新]
2023年1月
歩く江戸の旅人たち 2 : 歴史を動かした人物はどのように歩き、旅をしたのか

著者:谷釜 尋徳(法学部法律学科 教授)
出版社:晃洋書房
出版年:2023年1月発行
ISBN:9784771036840
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近世の旅人は、実によく歩きました。近世後期には、一般庶民を担い手とする観光旅行の世界が花開きます。庶民たちは、現代人の想像が及ばないほどの健脚を武器に全国各地を歩き回り、行く先々で未知の事物との遭遇を楽しむ魅力的な旅の世界を創り上げていきました。
一方、歴史の表舞台に登場するような「有名人」の中にも、各地を歩いて旅した人びとがいました。本書では、今日に知られる歴史に名を残した人物として、松尾芭蕉、伊能忠敬、吉田松陰、清河八郎、勝小吉を選び、この5名が繰り広げた旅を「歩行」をメインテーマに据えて描き出しました。
本書では、有名人たちが成し遂げた歴史上の功績はほとんど出てきません。しかし、極端なことを言えば、彼らが歩かなければ、歴史は動きませんでした。人間の歴史は、歩くという行為によって創造されてきたのです。二本の脚が織りなす、新たな歴史像をお楽しみください。
[2023年2月更新]
単身高齢者の居住支援 : コミュニティソーシャルワークの意義と機能
著者:コウ シンロ(社会学部社会福祉学科 助教)
出版社:御茶の水書房
出版年:2023年1月発行
ISBN:9784275021717
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[2023年2月更新]