【著作紹介】新型コロナ危機と欧州 ―EU・加盟10カ国と英国の対応
[2021年12月更新]

著者:市川 顕(国際学部グローバル・イノベーション学科 教授) 【共編著】
出版社:文眞堂
出版年:2021年3月発行
ISBN:9784830951237
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内容:
加盟国とEU双方向からの対処がなされている欧州の国々の新型コロナ危機への取り組みを第一級の執筆陣がわかりやすく立体的に描く。
執筆箇所:
第7章 ポーランド:新型コロナ対策から見えるポーランド政治の特徴 pp.228-248。
教員メッセージ
2020年はコロナ禍にはじまり、コロナ禍に終わった年でした。 日本でも、コロナ対応については、マスコミ・学界を中心に多くの議論が起きました。 ヨーロッパでも同様です。本書はEU加盟10か国および英国のコロナ対応について2020年8月ごろまでの動きを精緻にまとめたものになっています。 EUはコロナ禍に十分に対応できたのか、欧州各国はどのようなコロナ対応を行ったのか。 グローバルな視野をもつ本学学生の皆様に読んでもらいたい一冊です。
[著者] 市川 顕(イチカワ アキラ)
21世紀は環境の世紀といわれます。そして、持続可能な社会の構築は、現在の政治・経済・社会体制にとって大きな挑戦となっています。
そこで求められていることは、
(1)世代を超えた公平の達成
(2)自然環境をコストとして内部化した市場経済の達成
(3)自然に権利を与える法体系の達成
(4)グローバルから個人にいたるまでの多層にわたる環境改善への挑戦
(5)国際機関、国家から個人にいたるまでの多様なアクターの協働の達成
(6)他部門政策における環境配慮の統合の達成
でしょう。
私の研究活動においては、多層・多様なアクターによる持続可能な社会の構築に向けた環境ガバナンスを鍵概念として、アクター間、多層間、学問分野間のコミュニケーションの態様を示し、持続可能な社会に向けた取り組みを把握することを目標としています。
関連リンク
東洋大学研究者情報データベース(市川顕教授)
グローバル・イノベーション学科 市川顕 准教授のコメントがフィナンシャル・タイムズに掲載されました
GIC Discussion Paper