【著作紹介】消える地銀 生き残る地銀
[2020年11月更新]

著者:野崎 浩成(国際地域学部グローバル・イノベーション学科 教授)
出版社:日本経済新聞出版
出版年:2020年9月発行
ISBN: 9784532358648
所蔵状況を確認する
内容:
経営環境が厳しさを増す地銀の今後について易しく解説。
教員メッセージ
銀行の将来見通しについて悲観的なとらわれ方が支配的のようです。 銀行の採用担当者も、過去に比べて学生からの関心が低下して困っているという話をよく聞きます。 特に地方において地銀のネームバリューは大きく、新卒の学生にとっては憧れの的であるというのが一般的な認識でしょう。 書店に立ち寄っても、銀行の将来性を否定した「銀行不要論」を展開するものも数多く見かけます。 しかしこうした論調には、銀行の社会的機能への理解が十分でないことに加え、銀行がデジタリゼーションに対応できない前提で、かなり荒っぽい扱われ方をされているように思えてなりません。 銀行は本当に不要になるのでしょうか? 本書では、特に地銀にスポットライトを浴びせて、今後の行方を「どことどこの地銀が一緒になる」などの議論も含め解説します。 就活生必読です。
[著者] 野崎 浩成(ノザキ ヒロナリ)
1986年慶應義塾大学経済学部卒。1991年エール大学経営大学院修了。博士(政策研究、千葉商科大学)。埼玉銀行、HSBC、シティグループ証券マネジングディレクター、千葉商科大学大学院客員教授などを経て2015年4月より現職。
米国CFA協会認定証券アナリスト、日本証券アナリスト協会検定会員。2010年日経アナリストランキング総合1位(全産業)、日経アナリストランキング1位(銀行部門、2015年まで11年連続)、インスティテューショナル・インベスター誌1位(銀行部門、2013年まで10年連続)。2015年金融審議会専門委員。
著書に『トップアナリストがナビする金融の「しくみ」と「理論」』(同文舘出版)、『銀行』『バーゼルIIIは日本の金融機関をどう変えるか(共著)』(以上、日本経済新聞出版社)、『銀行の罪と罰』(蒼天社出版)、『銀行のグループ経営(共著)』『グローバル金融システムの苦悩と挑戦(共著)』(以上、金融財政事情研究会)などがある。