【著作紹介】マーケティング・ノート 改訂第4版
著者:小川 純生 (経営学部マーケティング学科 教授)
出版社: 創成社
出版年:2018年4月発行
価格:2,100円+税
ISBN: 9784794425225
所蔵館:白山
教員メッセージ
この本は、大学のマーケティング論の授業において、学生にとっての分かり易さを第一優先順位にして作った本です。
第1章に「図1-1 マーケティング範囲の図」というものを掲げ、マーケティングを学ぶ為に必要な概念がわかりやすく図式化されています。その図に示されている概念を章ごとに説明する構成になっています。したがって、いま自分がマーケティングのどの部分を学んでいるのか、何を学んでいるのか、そして、さらに進むべき方向はどこなのということが明示的にわかるようになっています。
そしてこの本の最大の特徴は、書名が『マーケティング・ノート』となっているように、普通の本ではなく、本文がノートのように穴埋め書き込み様式になっています。書き込むことによって、自然とマーケティング用語、概念が頭の中に入っていくはずです。さらに、章ごとの章末課題をやることによって、付録の課題レポートにあるようなマーケティングのケース研究を作り上げることができるようになっています。自分ひとりでもマーケティングが学べることを意図しています。
【著作の対象読者】
対象読者は、大学生の1,2年生、初めてマーケティングを学ぶ人を意識しています。
【著作から得られること】
マーケティング論は簡単だと思える気持ち、そして、目からうろこ的なマーケティングの内容理解です。
【執筆の裏話】
私が大学の先生に成り立ての頃、すなわち新米の先生の頃、マーケティングの授業は自転車操業的で、毎回準備と予習に追われていました。その当時10年間ほど、敢えて毎年違った著者の「マーケティング論」の本を授業の教科書として使いました。そして、それらの本の中から、マーケティングのエッセンスを抽出し、教えやすい順序、論理的流れをノートに書き留めて授業の講義ノートとして作り上げました。それが本著の前身『エッセンスがわかるマーケティング』中央経済社であり、そして、この本を土台にしてできたのが本著『マーケティング・ノート』です。そこにおいて、本文を書き込みのできる穴埋め式の形式に変換し、さらに内容を基本的なものに限定してできた本です。
最後に、だいぶ以前に社会人の年配の大学院学生さんから、この本は「すごくわかりやすい」と言われたことがいまでも記憶に残っています。結構、わかりやすいです。
[著者] 小川 純生 (オガワ スミオ)
【学歴】
• - 1982年, 慶應義塾大学, 商学研究科, 経営学
• - 1978年, 慶應義塾大学, 商学研究科, 経営学
【学位】
•商学修士
【研究分野】
経営学, 経営学
経営学, 商学
関連リンク
東洋大学研究者情報データベース(小川純生教授)
遊び、祭祀、そして日常の空間比較 ―遊び概念の視点から―(東洋大学学術情報リポジトリ)