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【著作紹介】住み継がれる集落をつくる-交流・移住・通いで生き抜く地域-

住み継がれる集落をつくる著者:山崎 義人 (国際学部国際地域学科 教授) 【編著】
出版社:  学芸出版社
出版年: 2017年8月発行 
価格:2,400 円+税
ISBN:  9784761526511
所蔵館: 白山、川越


内容:
地方消滅が懸念され、地方創生の掛け声のもと人口獲得競争とも取れる状況があるが、誰がどのように地域を住み継いでいくのか、その先の具体的なビジョンは見えにくい。本書は、外部との交流や連携によって地域の暮らし、仕事、コミュニティ、歴史文化、風景を次世代に継承している各地の試みから、生き抜くための方策を探る。

学芸出版社の紹介ページ

 

教員メッセージ

 時代の経過とともに高齢化が進み、担い手が減少しつつある。
私たちはこれらの世代が守ってきた地域をどのように次世代に継承していけるのだろうか。
長期にわたり過疎・少子高齢化に取り組んできた課題先進地である農山漁村に目を向けると、田園回帰といわれるように、現役世代の移住・交流が頻繁に行われている。本書は、このような現代社会のモビリティの高まりにもとづいた、都市と農村との往来が頻繁になった今日の暮らし方から、持続的な地域社会をつくるための解決策を探っている。  

本書は、全国各地で、自らの持つノウハウを活かし、自らが住まう地域を次世代に受け継ぐべく地域づくりを実践し奮闘している、20代後半から40代の中堅・若手に手にとってもらいたい。
今後、地域を受け継いでいくメインプレーヤーだからである。また、地域おこし協力隊など移住者にも手にとってもらいたい。移住者たちへの地域への期待感の所在がわかるだろう。そこには隊員の活動やその先の居住に向けたヒントも織り込まれていよう。もちろん、地域づくりを学ぶ学生にも。
見た目の格好良さや小手先のテクニックの先にある、地域づくりの奥深さが垣間見えるだろう。
 

目次

1章 どう住まい、いかに継がれていくべきか

2章 地方移住の構造的な変化

3章 空き家を地域で活かす
3-1 「古家」を生かし可能性を見せる─大分県国東市伊美
3-2 行政によらない空き家バンク─福岡市志賀島
3-3 地域に根ざした空き家活用システム─熊本市中緑校区
3-4 NPOによる住み継ぎのサポート─福井県美浜町/鹿児島県南九州市頴娃町

4章 地域外との繋がりで保つ
4-1 「通い」で無住化集落の環境を保つ─兵庫県但馬地域
4-2 季節に応じて移り住む─長野県栄村/北海道旭川市西神楽
4-3 外との繋がりで再興する─新潟県長岡市山古志
4-4 生業・産業が結ぶ再集落化─宮城県石巻市十五浜
4-5 移住者受け入れで保つ集落活動─山梨県早川町

5章 ムラの枠組みをつくりかえる
5-1 空き家の再生事業が集落をひらく─兵庫県篠山市集落丸山
5-2 地域連携で小規模な産地を引き継ぐ─兵庫県神河町
5-3 美しい未来を支援する新たな担い手たち─広島県小佐木島・百島

6章 移住戦略を実行する
6-1 集落を介して移住者を受け入れる─徳島県佐那河内村
6-2 着実に「里帰り」の道筋をつける─和歌山県紀美野町

7章 住み継がれる集落へ

[著者]  山崎 義人 (ヤマザキ ヨシト)

東洋大学国際学部国際地域学科教授。
72年鎌倉市生まれ。早稲田大学大学院修了。博士(工学)。
早大助手、神大COE研究員、兵庫県立大学講師、同大学院准教授等を経て、17年より現職。農山漁村や地方都市のまちづくりがテーマ。
11年日本建築学会奨励賞受賞。共著書に『いま、都市をつくる仕事』『無形学へ』共訳に『リジリエント・シティ』ほか。

関連リンク

東洋大学研究者情報データベース(山崎 義人教授)