【著作紹介】新・わくわく文法リスニング100<1>、新・わくわく文法リスニング100<2>
著者:三宅 和子(文学部日本文学文化学科 教授) 【共著】
出版社:凡人社
出版年:2017年3月発行
価格:[1]1,500円+税、[2]1,500円+税
ISBN:[1]9784893589194、[2]9784893589200
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内容:初級で学ぶ文法を、耳で学ぶ!
本書は、1995年発行の『わくわく文法リスニング99』の改訂版です。
短い文や会話を、特に文法に注意して聞き、発話の意味を正確に理解するタイプの教材です。
(ねらい1)文法の規則とその意味に自分で気づき理解を深める
(ねらい2)日常生活でよく使われる短い会話を自然な発話速度で聞いて、慣れる
「一つ一つの文の意味を考えて答えていくうちに、その文法の意味がわかってくるでしょう。
そうすると、よく聞けるようになります。良く聞けるようになると、さらに文法がよくわかってきます。」
【対象レベル】
[1巻](第1課~第50課)・・・初級前半[N5・N4レベル]
[2巻](第51課~第100課)・・・初級後半[N4~レベル]
- 日本語初級の学習者
新しく学習する文法項目が含まれている文を聞きながら、その文の理解を深めることができます。
そして、さまざまな場面での日本語の使い方が学べます。 - 初級の学習が終わった人
自然な発話速度の日本語に慣れる練習になります。また、初級文法の復習ができます。
会話に注目すれば、話す力を伸ばす練習にもなるでしょう。
【改訂のポイント】
- 時代に合わなくなったイラスト、問題などを差し替え
- 一部は課ごとリニューアルし、全100課に再構成
- 1巻(第1課~第50課)・2巻(第51課~第100課)のシリーズに
- 学習者が一人でも学びやすいように再構成
教員メッセージ
本書2冊は2017年に刊行され、2018年6月現在すでに第2版が出るという読者に恵まれた幸運な本です。1995年の『わくわく文法リスニング99』(カセットテープつき)、2000年の新装版(CD付き)という旧版がもとになっています。日本語音声教材のロングセラーとして20年以上使われ、今回大幅な改訂とサイズダウンの2冊本となって再登場しました。イラストつきの練習、わかりやすい解説で学習者を日本語の世界へ誘います。
対象読者は留学生、初級・中級日本語学習者、日本語教師・教育機関です。
日本語を勉強し始めてそれほど時間がたっていない学習者でも、自然な日本語を聞いて理解できるようになりたいものです。本書は自然な日本語を聞きながら日本語の文法が少しずつ分かっていく、あるいは日本語の文法が分かると日本語を聞いて理解できやすくなる、という文法とリスニングの両方から日本語にアプローチした画期的な本です。
筑波大学留学生センターで日本語を教えていた著者たちが日々の教育と研究からこんな本を作りたいと集まって誕生したのが元祖『わくわく文法リスニング99』でした。「わくわく」とふざけた名前をつけ、完全には一歩足りない「99」としました。いまは全員違う大学で教えていますが、新刊の内容を練るために合宿して顔を合わせ、寝るのも忘れて話し合ったのがいい思い出になりました。
[著者] 三宅 和子(ミヤケ カズコ)
【学歴】
- 1992年, 筑波大学, 地域研究研究科, 地域研究専攻日本語コース
【学位】
博士(文学)
【経歴】
2005年 - 現在, 東洋大学 文学研究科 日本文学文化専攻
2004年 - 現在, 東洋大学, 文学部, 教授
2000年 - 2003年, 東洋大学, 文学部, 助教授
1996年 - 2000年, 東洋大学短期大学, 日本文学科, 助教授
1993年 - 1996年, 東洋大学短期大学, 日本文学科, 講師
1992年 - 1995年, 筑波大学, 留学生センター, 非常勤講師
1982年 - 1986年, バッキンガム大学 , 客員講師(英国)
1982年 - 1986年, オックスフォード大学, ボードリー図書館 , 司書(英国)
関連リンク
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