MENUCLOSE

【著作紹介】市民的自由主義の復権-シュミットからルーマンへ

市民的自由主義の復権著者小山 裕 (社会学部社会学科 准教授) 
出版社: 勁草書房
出版年:2015年11月発行 
価格:4,500円+税
ISBN: 9784326602858
所蔵館:川越


内容ルーマンが「近代社会は機能分化社会である」と言うとき、〈機能分化していない近代社会〉として想定していたものは〈全体主義〉であった。シュミットによって批判され、一度は葬り去られた市民的自由主義をルーマンはどのようにたどりなおし、継承したのか。〈全体主義〉と〈機能分化〉の対抗関係から浮かび上がる近代社会のあり方。

勁草書房の紹介ページ

 

教員メッセージ(受賞記念エッセイ)

『市民的自由主義の復権―シュミットからルーマンへ』は第15回日本社会学会奨励賞(著書の部)を受賞しました。
この賞は、日本社会学会会員の将来性に富む優れた研究業績を顕彰するために授与されるものです。 

「自著を語る」という小山裕先生の受賞記念エッセイが学会誌に掲載されています。ぜひご覧下さい。

第15回日本社会学会奨励賞【著書の部】受賞者「自著を語る」  受賞作:小山裕『市民的自由主義の復権――シュミットからルーマンへ』勁草書房, 2015(J-STAGE)
 

目次

はじめに

序章 市民的自由主義をめぐる攻防
  0-1 市民社会と市民的なるもの
0-2 カール・シュミットと市民的自由主義
  0-3 実証主義批判の系譜

 第1章 市民的自由主義と社会の科学
  1-1 自由主義的法治国家の概念
  1-2 自由主義的社会学の構想
  1-3 社会学と議会制

 第2章 市民的自由主義の社会学的転換
  2-1 社会学の概念
  2-2 社会的分化の概念の含意
  2-3 分化した公共体の概念

 第3章 啓蒙批判と構造の概念
  3-1 コミュニケイションと自由主義的自由
  3-2 社会学的啓蒙の背景
  3-3 社会学的啓蒙

 第4章 市民的自由主義の再解釈
  4-1 公共性の意義転換
  4-2 公共体の概念
  4-3 機能分化社会の原像

 第5章 リベラル・デモクラシーのシステム理論
  5-1 社会理論における政治
  5-2 コードの概念
  5-3 オートポイエーシスとデモクラシーの概念

 終章 結びに代えて
1社会的システム理論の政治思想的基礎
  2機能分化とリベラル・デモクラシー
3世界社会の概念
  4主権国家体制と機能分化
  5社会構造の再解釈としての社会学史
  6近代市民社会の史的基盤の解明

あとがき
参考文献
索引

[著者] 小山 裕 (コヤマ ユタカ)

小山 裕先生【学歴】
2007年04月 - 2011年09月, 東京大学大学院, 人文社会系研究科, 社会学専門分野博士課程
2005年04月 - 2007年03月, 東京大学大学院, 人文社会系研究科, 社会学専門分野修士課程
2003年04月 - 2005年03月, 東京大学, 文学部, 行動文化学科社会学専修課程
2001年04月 - 2003年03月, 東京大学, 教養学部, 文科III類
【経歴】
  2017年04月 - 現在, 立教大学, 社会学部, 兼任講師
  2016年04月 - 現在, 東洋大学, 社会学部, 准教授
  2015年04月 - 2016年03月, 東洋大学, 社会学部, 講師
  2015年04月 - 2015年09月, 東京学芸大学, 教育学部, 非常勤講師
  2014年09月 - 2015年03月, 中央大学, 法学部, 兼任講師
  2014年04月 - 2015年03月, 東京大学大学院, 人文社会系研究科, 助教
  2013年04月 - 2014年03月, 中京大学, 現代社会学部, 非常勤講師
  2012年07月 - 2014年01月, ゲッティンゲン大学, 社会科学部, 客員研究員
  2012年04月 - 2014年03月, 日本学術振興会, 特別研究員(PD)
  2011年10月 - 2013年03月, 東京大学大学院人文社会系研究科, 次世代人文学開発センター研究員
  2007年04月 - 2010年03月, 日本学術振興会, 特別研究員(DC1)
 

関連リンク

東洋大学研究者情報データベース(小山 裕 准教授)
社会学部小山裕准教授が第15回日本社会学会奨励賞(著書の部)を受賞