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第4回「哲学の日」を行いました

3月18日、第4回「哲学の日」を東洋大学井上円了ホールで行いました。1年間、哲学に取り組んできた成果を様々な形で発表する東洋大学京北の「哲学の日」、今年は学祖井上円了先生の生誕の日に開催しました。壇上で発表する生徒だけでなく、会場のすべての生徒や教師が哲学者となる一日です。

 

オープニングムービーに続いて、8月に佐渡で合宿をした哲学ゼミのメンバーによる研究発表が行われました。「自然との邂逅」をテーマとする今年の哲学ゼミは、自然との共生、食のあり方、人間の内面にある自然を求める心性、真に人間らしい生き方などを探求してきました。最後は「私たち人間はどこから来て、どこへ向かっているのか」と会場に問いかけ、静かな余韻を残して発表を終えました。

 

続いて、今年で14年目を迎える刑事裁判傍聴学習会のメンバーによる発表が行われました。今年のメンバーは、刑事裁判傍聴に加えて少年刑務所の訪問や、出所後の更生を支援する保護司の方を招いた勉強会などを重ねてきました。発表の中でメンバーの一人は、「裁判官が公正に判決するために過去の事例を判断材料にするのならば、近い将来AIがそれを担う日が来るのではないか。しかし、客観性以外に人間にしかできない判断があるとすれば、それはどのようなものか」という問題提起をしました。

 

休憩を挟んで第2部では、哲学エッセーコンテストの表彰式と、受賞者による発表が行われました。東洋大学京北では、毎年すべての生徒が哲学エッセーを執筆します。あたりまえの日常に疑問を持ち、自ら問いを立てて新たな価値観を提起する作品や、深い内省と人間観察にもとづく作品など、いずれも聴く側をさらなる思索に導く作品が発表されました。(今年度の受賞作品はこちら

 

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続く第3部では、『生協の白石さん』(講談社)の著者でもある白石昌則さんをお招きした講演会と質疑応答が行われました。生協の「ひとことカード」に寄せられる様々な質問や意見に対し、投稿者の真意をとらえユーモアを交えて応答する白石さんの知恵と哲学が披露され、和やかな雰囲気の講演会となりました。

 

多くの方々のご支援を得て、東洋大学京北の「哲学の日」は4回目を迎えることができました。これまで関わってくださったすべての皆様に、心より感謝申し上げます。