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2023年度入試 入試問題の出題方針と対策

 

入試問題の出題方針と対策 

推薦入試・一般入試(第1回、第2回)共通です。

 

◆国語(100点・50分)

【1】出題内容と傾向

大問数は4題とします。大問1は語句・文法・漢字・古文知識・漢文知識・文学史などの国語に関する基礎知識事項を出題します。大問2・大問3は小説文と評論文をそれぞれ出題し、大問4は150字以内の記述問題を出題します。

配点は、大問1が2割、大問2・3で6割、大問4が2割を目安としています。

 

【2】対策

①大問1 語句・文法・漢字・古文知識・漢文知識・文学史など

漢字については、中学3年生までの漢字を出題します。文法については、一通り勉強しておく必要があります。単語、品詞、活用など、細かい部分までの学習が必要です。古文知識については、中学校で学習する「歴史的仮名遣い」や基本的な「古文単語」、「古文の文法」を出題します。漢文知識には返り点や送り仮名など基礎知識を含みます。

②大問2・大問3 小説(随筆)・評論文

本や新聞または問題集を通して様々な文章を読み、知識を蓄えましょう。また、筆者(作者)がどのようなことを伝えようとしているのか、その内容をしっかりと捉えることが大切です。そのためには、評論文や新聞のコラム欄などを要約するとよい勉強になると思います。4000字程度の文章を時間内に読むことができる力を身に付けるよう、様々な文章を読み慣れておくことも大切です。

③大問4 150字以内の記述問題

示された「テーマ」について、自分の意見を150字程度で述べる形式です。意見を述べるにはやや少ない字数ですので、字数内で結論をはっきりと示しつつ、その理由を述べる練習をしてください。テーマに対する見解を評価するのではなく、意見とその根拠や理由がしっかりと結びついているかを評価のポイントとしています。

 

◆数学(100点・50分)

【1】出題内容と傾向

大問数は5~6題です。大問1は小問集合、大問2~は総合問題です。

大問1は「計算」「方程式」「確率」「関数」「図形の基礎」等、応用問題を解く時に必要となる基礎的な知識を確認する問題です。

大問2~は、「関数」や「図形」を中心とした総合問題です。考え方や途中の計算式を書く記述式の設問もあるので解答の書き方を練習する必要があります。

 

【2】対策

出題範囲としては、中学校のすべての学習内容から出題しますが、中でも比重の高いのが「図形」、「関数」の分野です。「図形」は、小問集合に含まれる問題を合わせると、かなり高い出題頻度となります。基礎的な公式の理解と応用力を問う問題を出題しますので、基本から標準レベルの問題を何度も練習しておくとよいでしょう。また、「関数」ではグラフに関する問題、特に、グラフと図形との融合問題に注意して取り組みましょう。その他の分野では、確率や方程式に関するものも要注意です。

 

◆英語(100点・50分)

【1】出題内容と傾向

下記の2点を念頭に置いた出題となります。

1「大学受験準備に対応できる英語力」

2「コミュニケーションに必要な英語力」

 

大問数は3題です。

大問1は「リスニング問題」です。

大問2は「リーディング問題」です。

大問3は「ライティング問題」です。

  • 大問1は、短い対話を聞く問題と、1人の人によって比較的長めに話される音声を聞く問題から構成されます。対話の音声は1度だけ放送されます。長めに話される音声は2度放送されます。試験時間は合わせて約10分です。
  • 大問2は、日常生活で目にする広告やメ-ルのやり取り等を読む問題と、複数の段落からなる長めの文章を読む問題から構成されます。
  • 大問3は、文法・語法の知識を問う問題と自由英作文の問題で構成されます。

 

【2】対策

リスニング問題については音声の学習を日頃から心掛けましょう。聞き取れない語がなくなるまで繰り返し聞く練習を積んでおきましょう。

リーディング問題については「特定の情報を見つけ出す」「素早く全体を読み通して概要を把握する」「細部まで完全に理解する」といった、様々な読み方を意識して練習しましょう。

ライティング問題については、一度書いた英文を自分で添削してみることが大切です。主語と動詞の一致、時制などに間違いがないかを見直す習慣を付けることが肝心です。文法や語法については、基本事項を繰り返し学習しましょう。