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第6回「現代学生百人一首」入選作品

入選おめでとうございます!!

応募総数 20,451首の中から選ばれた入選作品をここに発表します。たくさんのご応募ありがとうございました。
なお、学校全体で「現代学生百人一首」に取り組まれ、多数の優れた応募作品がある学校に贈呈します「学校特別賞」は下記の3校に決定いたしました。

  • 埼玉県 県立和光高等学校
  • 埼玉県 県立越生高等学校
  • 神奈川県 神奈川大学附属中学校
「現代学生百人一首」へのご感想等は、東洋大学広報課 mlkoho@toyo.jpまでお寄せ下さい。
過去の「現代学生百人一首」入選作品については過去の入選作品をご覧ください。

入選作品(作品は都道府県別に北から並んでいます)

故郷へ帰る日示すカレンダー残りをめくるわずかな楽しみ

北海道 函館ラ・サール高等学校 1年
久保 孝弘

先輩にボタンをねだる女の子そっと陰から見ている私

北海道 北海道富良野高等学校 1年
西村 美香

朝日浴び昆布を干している母が腰をたたいてまた作業する

北海道 北海道稚内高等学校 1年
本間 和美

学芸会のダンスの振りを考える授業中にも手が動いてる

北海道 苫前町立古丹別中学校 2年
真栗 紋子

日の沈む水平線をながめては明日(あした)の天気占う漁師

北海道 稚内市立抜海中学校 2年
水口 麗

「また来い」と握りしめたる祖母の手に海の匂いがかすかに漂う

青森県 県立三本木高等学校 3年
小山田 千賀子

勉強のあい間にちょっと窓を開け祭りばやしに耳かたむける

青森県 県立三本木高等学校 3年
山本 真琴

秋の午後水平線に消えてゆく友を乗せたる実習の船

青森県 県立八戸水産高等学校 2年
石鉢 一友

「変わりない?」父の言葉が照れている週に一度の遠距離電話

青森県 県立南部工業高等学校 3年
立花 まゆみ

合格の通知届けるわが友の隣で一人英単覚える

岩手県 盛岡女子高等学校 3年
伊藤 起久子

「目が合った」こんなささいな事だけで今日一日が笑顔でいられる

岩手県 盛岡女子高等学校 2年
赤石 初美

他にない自分らしさを探してるいつもとちがう夕焼けの空

山形県 県立新庄南高等学校 2年
天口 美穂

ジュンスカの歌をおもわず口ずさむすることなしの日曜の午後

山形県 県立新庄南高等学校 2年
岸 五十鈴

将来は「自分で決めろ」といいながら書き直させる進路希望書

山形県 山形市立第十中学校 3年
須貝 浩江

空冴えて星の美しこの晩に暦に見つけた立冬の文字

山形県 山形市立第十中学校 3年
長澤 千尋

のびてゆく影の長さが気になりて無言のままで一緒に歩く

茨城県 東洋大学附属牛久高等学校 3年
一瀬 志保

本棚にたくさん本はあるけれど限られている私の視力

茨城県 盲学校高等部 3年
柳井 里美

長崎のちいさき土鈴を手で振りて病気の祖母に旅を語りぬ

埼玉県 県立小川高等学校 2年
小川 裕子

強がりは涙をかくすだけのため今日も素直になれない私

埼玉県 県立越生高等学校 1年
高橋 優子

なつかしい壊れかけてるオルゴール想い出追えば少年になる

埼玉県 県立寄居高等学校 3年
横川 則昭

中学でともにはげんだ仲間たち今球場でライバルとなる

埼玉県 県立和光高等学校 1年
佐藤 文彦

偏差値で選ぶ僕等の志望校夢も希望もみんな無視して

埼玉県 城北中学校 3年
本澤 和之

休日の過ごし方まで指示をする形にこだわる今の日本

千葉県 千葉商科大学附属高等学校 1年
児玉 元

この道を下校するのは久しぶりこんなところに秋桜(コスモス)の花

千葉県 県立船橋旭高等学校 3年
吉田 仁

思い出の一つのようでそのままに落書き残す教科書のすみ

千葉県 和洋国府台女子高等学校 3年
小山 恵美子

被服室床のきしみの音さえも思い出となる製作授業

千葉県 和洋国府台女子高等学校 3年
星野 祐子

ネクタイをきれいに結べた一日は君に会えるとかけ足でいく

東京都 都立足立西高等学校 1年
野村 文子

家族には犬の散歩に行くと言いにぎりしめてるテレホンカード

東京都 吉祥女子高等学校 1年
山本 かやの

あったかーい缶コーヒーを頬にあて笑顔が戻る放課後の道

東京都 都立江北高等学校 3年
小野寺 由美子

背の高い君に合わせる傘の位置少し高いとあなたは笑う

東京都 桜丘女子高等学校 2年
高山 久美子

『若菜集』授業で読んで気が付いた名づけてくれた父のやさしさ

東京都 東京農業大学第一高等学校 2年
有賀 わかな

文化祭アンサンブルがひびいてる真っ青な空にコーヒー・ルンバ

東京都 東京農業大学第一高等学校 2年
石井 里絵

いつの日か似合う日くると信じこみ小箱にしまった赤い口紅

東京都 東京農業大学第一高等学校 2年
若林 幸江

夜明け頃外に出てみる春の朝地球のあくび確かに聞いた

東京都 都立広尾高等学校 2年
山口 朋子

昨日(きのう)塾に通いし道をひたすらに今日はバイトの葉書配(くば)れり

東京都 都立文京高等学校 2年
林 直人

父母が柿をもぎ取り軒に干す冬の到来ま近となりて

東京都 明星高等学校 3年
内田 貴之

いままでは私にうたってくれた歌今では私が口ずさむ歌

東京都 明星高等学校 2年
相原 涼子

待つことも楽し渋谷のモアイ前息を切らして君かけて来る

東京都 明治学院高等学校 1年
木村 美春

秋空に響くかけ声組体操四段塔がついに完成

東京都 板橋区立板橋第五中学校 3年
西貝 友

枯草のからまるつつじ窓に見てこみたる電車駒込を過ぐ

東京都 開成中学校 2年
上嶋 裕樹

走り終え土手の芝生に寝転んで見上げた秋空雲ひとつなし

東京都 開成中学校 2年
小西 邦昭

夢の中曹操劉備や孫権を見下ろしているこの僕がいた

東京都 開成中学校 2年
藤倉 規裕

踏ん切りをつけるつもりの手紙さえ結局「またね」でしめくくってる

東京都 学習院大学 3年
萩原 ひろこ

印旛沼際限もなく空澄みて下総の野に父と風聴く

東京都 慶応義塾大学 3年
西嶋 頼親

創造と破壊がスパークするように動きはじめるニューヨークの朝

東京都 東京女子大学 3年
木村 美月

夕暮れの冬の匂いの風の中校舎へ向かう群れに加わる

東京都 東洋大学 2年
高杉 純子

今はきっと知らない服で過ごしてる私の中の彼は詰襟

東京都 東洋大学 1年
加藤 順子

通勤と通学の定期使い分け二部学生の一日長し

東京都 東洋大学短期大学 1年
太田 八重子

今日もまたきのうをコピーしたようなワンパターンな日がやって来る

神奈川県 神奈川大学附属高等学校 2年
滝川 浩子

涙ためおもちゃをねだる少年が昔の自分と重なり見える

神奈川県 神奈川大学附属高等学校 1年
暁 健吾

テスト中思い出せない年号が提出してからふとよみがえる

神奈川県 横浜女子商業学園高等学校 3年
鳥海 友美子

わらってるおどろいているないている人間みたい夕暮れの雲

神奈川県 神奈川大学附属中学校 3年
西海 太二郎

友達の顔であなたと話すけど気づいてほしいこの胸のうち

新潟県 県立五泉高等学校 3年
五十嵐 直美

かまきりの卵が庭で冬を待つ春に生まれる新しい命

新潟県 県立五泉高等学校 2年
稲垣 章士

夕暮れに自転車走らす田んぼ道バッタの群れは乱れて跳んだ

新潟県 県立佐渡高等学校 1年
本間 孝子

勉強が終わった後の真夜中に友と話がはずむ寄宿舎

新潟県 新潟養護学校中学部 3年
松村 誠

吾のあけた画鋲の穴もこの部屋もしばらくお別れ巣立ちゆく朝

新潟県 新潟南高等学校 3年
小川 美恵子

春の日にぜんまいもみを手伝えば器用に動く祖母の指先

新潟県 県立六日町女子高等学校 1年
川井 亜希子

弧を描く相手が浮いたその瞬間一本勝ちの主審の声

富山県 高岡龍谷高等学校 3年
小林 芳

最終回投手の友に「落ちつけ」と手話がひろがる夏の球場

富山県 県立富山ろう学校高等部 2年
村上 幸一

現実をいやというほど見せつける素直すぎるよおまえは鏡

富山県 県立水橋高等学校 1年
大崎 友起子

にっぽんの友とすごして九か月「ありがとう」持ってニュージーランドへ

石川県 金沢女子大学附属高等学校
ケリン・ルス・ボッティング

南国へ子燕たちも飛び去ってわが納屋の巣は静まりかえる

石川県 金沢女子大学附属高等学校 1年
高橋 千明

目が見える見えないなどは関係ない五キロ歩けた秋の遠足

福井県 盲学校高等部 2年
高村 英弘

ベランダに洗濯物を干す今日はまぶしい陽ざし寮の休日

山梨県 日本航空高等学校 3年
八木下 賢

待ちぼうけ食わされた顔見られてるそんな気がする駅ビルの前

山梨県 山梨英和高等学校 3年
近藤 美和

しんしんと雪降る窓辺に背を向けて弁当つくる母の赤き手

長野県 県立長野高等学校 1年
児玉 真

新しいスーツが少しぎこちないあれが今年の新任教師

静岡県 県立湖西高等学校 2年
若泉 里恵

毛利さんエンデバーより手をふってはるかかなたの宇宙の授業

静岡県 誠心高等学校 1年
森 智子

瞬間のあなたの勝利の微笑みも入れてしまおう私のフィルム

静岡県 県立浜名高等学校 3年
戸塚 有紀

鈍(にび)色の霧につつまれ琵琶湖畔起きたばかりの魚がはねる

愛知県 県立知多東高等学校 3年
三小田 祐二

銀白のビーズはじけるソーダ水たのしい夏の午後の思い出

愛知県 光ヶ丘女子高等学校 3年
大竹 美香恵

透き通る海の青さをひとりじめ裸足になって浜辺を走る

愛知県 光ヶ丘女子高等学校 1年
岩瀬井 早代

僕たちは耳が不自由だがみんな話ができる話がわかる

愛知県 県立岡崎聾学校中学部 3年
三宅 良往

ペンギンが氷の上ですべってはそれにつられて白熊すべる

三重県 セントヨゼフ女子学園中学校 2年
浅香 祐子

一日の疲れをいやす真夜中に公式がとぶ夢の中にも

三重県 セントヨゼフ女子学園中学校 2年
西山 絵里

古墳跡いにしえ人の面影が見えた気がした春の大和路

京都府 南京都高等学校 2年
森田 学

葱の葉に白く降りたる今朝の霜朝日を浴びて湯気立ちのぼる

京都府 南京都高等学校 1年
大西 貴之

公式はこの世に数多(あまた)あるけれど心の悩み解くものはなし

大阪府 大阪桐蔭高等学校 2年
藤本 学

フルートを吹く手を止めて外見れば赤く染まった六甲連山

兵庫県 県立神戸商業高等学校 2年
植田 俊宏

りんどうを飾る花屋の入口を見ながら帰る秋の街なか

兵庫県 県立神戸商業高等学校 2年
谷川 友美

「せんせい」と子どもに足をつかまれて夢に近づく保育実習

兵庫県 県立香寺高等学校 2年
高濱 麻衣子

越知川の清きを求めのぼりくる鮎の故郷我が住む地なり

兵庫県 県立香寺高等学校 1年
林 寛子

霧の朝影絵のように浮かびでる橋の向こうの人と自転車

兵庫県 県立北条高等学校 3年
坪内 早苗

制服の袖口やぶれしみじみと三年間の年季がこもる

兵庫県 県立北条高等学校 3年
豊田 悦子

悲しみが蹴った小石に飛びのって深く夜道へまぎれ消えゆく

兵庫県 県立三木東高等学校 3年
仲田 理恵

遠くから見ているだけでいいなんて自分の気持ちに嘘をついてる

兵庫県 県立三木東高等学校 2年
芝本 恵子

欲ばりも淋しがりやも泣き虫もあなたの隣で出会った「私」

兵庫県 松蔭女子学院大学 1年
小林 かおり

片隅に無理やりやった君のことでもだませない自分の心

鳥取県 県立米子南商業高等学校 3年
東 有輝

「変わったな」と言う奴の顔見て思う「オマエに何がわかるんだ?」

鳥取県 県立米子南商業高等学校 3年
山根 裕司

ラケットのガットが切れて何となく上達したと感じる瞬間

島根県 県立津和野高等学校 1年
坂根 大雅

庭のすみに小さくつくる野菜畑朝ごとに見る色づくトマト

岡山県 清心女子高等学校 1年
清水 徳子

夕焼けにてらされできるかげが好き足が長くてスマートだもの

広島県 庄原市立庄原中学校 2年
高津 友絵

制服のそでのほころびなおしては時の流れを今思い出す

広島県 広島市立戸坂中学校 2年
松田 みづほ

重いかばん蹴とばすように歩いてる追い風に背をあずけるように

山口県 県立下関第一高等学校 3年
村田 真美

蹴られても転ばされても黒白のサッカーボール追いかけてゆく

徳島県 県立板野高等学校 3年
山口 慶二

お互いに初めて名前で呼び合った小さな記念日君は忘れた?

徳島県 県立富岡西高等学校 2年
島本 千夏

「もうやめて!!」国民だます政治家の金と派閥のみにくい争い

徳島県 県立富岡西高等学校 2年
龍田 裕子

「気ぃつけて」と母の声が背中から連休明けの寮へ帰る日

長崎県 純心女子高等学校 2年
井元 珠緒

記すのはもう最後かも名の横の一年一組二十一番

熊本県 県立熊本北高等学校 2年
堀田 奨

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(1冊 140円、2~3冊 240円、4~6冊 390円、7~12冊 580円)
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