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第2回「現代学生百人一首」入選作品

入選おめでとうございます!!

応募総数 5,387首の中から選ばれた入選作品をここに発表します。たくさんのご応募ありがとうございました。
「現代学生百人一首」へのご感想等は、東洋大学広報課 mlkoho@toyo.jpまでお寄せ下さい。
過去の「現代学生百人一首」入選作品については過去の入選作品をご覧ください。

入選作品(作品は都道府県別に北から並んでいます)

ボール追い土にまみれて笑う君流れる汗より光り輝く

北海道 伊達緑丘高等学校 1年
上田 早苗

さびしいね君によく合う長い髪切った理由は僕にあるのか

岩手県 専修大学北上高等学校 2年
平野 史人

部活動苦しい練習耐えに耐え来季のレギュラー夢にまで見る

岩手県 専修大学北上高等学校 1年
伊藤 敏明

衣がえしばらくぶりに箪笥から出す制服に樟脳の香り

岩手県 県立福岡高等学校 3年
下谷地 美紀子

這い這いにひざ立ち歩きに平行棒歩くを夢み機能訓練

山形県 県立ゆきわり養護学校高等部 2年
今井 美佐子

朝歩く装具のロックはめるのがなかなかできず歯をくいしばる

山形県 県立ゆきわり養護学校高等部 2年
今野 康弘

わたし十五眉よりのばす前髪の長さの分だけ自己主張かな

山形県 鶴岡市立鶴岡第三中学校 3年
清和 泉

鳴るはずのない電話器の前にすわり夜更けの電話待ってる私

茨城県 県立麻生高等学校 3年
後藤 京子

大人たち頭ごなしにしかるけど分かってほしい揺れる気持ちを

茨城県 県立麻生高等学校 3年
菅原 升子

長崎の雨に濡れたる公園に平和の願い心に刻む

茨城県 東洋大学附属牛久高等学校 3年
尾坪 健一

夕暮れの公孫樹(いちょう)舞い散る並木道母うながしてぎんなん拾う

茨城県 東洋大学附属牛久高等学校 3年
松崎 昭子

生徒等の力合わせた文化祭たたえるごとく秋の空澄む

茨城県 東洋大学附属牛久高等学校 3年
山田 真之

約束の時間になれば電話鳴るいつものことがいつも嬉しい

群馬県 県立太田東高等学校 2年
中島 直美

甲子園出場記念のテレホンカード バッターボックスに君が立ってる

群馬県 県立高崎商業高等学校 3年
高柳 亮子

先生にみつからぬようびくびくとワープロ実習ラブレター打つ

群馬県 県立高崎商業高等学校 3年
宮田 かおり

寒い日に凧上げよりもファミコンで暖かく友も集まりやすい

埼玉県 県立浦和東高等学校 3年
菊池 憲光

さりげない一言だけのあたたかさ夕日の中で二人たたずむ

埼玉県 県立浦和東高等学校 3年
小柳 一代

校門に先生方の立つ前を挨拶なしで行く生徒達

埼玉県 県立越生高等学校 3年
小澤 康功

さようなら何ども何ども呼びかけて柩の友と最後の別れ

埼玉県 県立越生高等学校 3年
金井塚 敏子

絶対に海外旅行してみたい十代のうち円高のうち

埼玉県 県立越生高等学校 2年
小嶋 利花

優しいねそっと微笑むあなたの眼その眼の奥に住む人だあれ

埼玉県 県立越生高等学校 2年
島田 こず江

さむざむと朝の電車を待つ君にかけてあげたい心のマフラー

埼玉県 県立越生高等学校 1年
高木 三幸

沢山のやさしさよりもあの人がくれるやさしさが欲しい

埼玉県 川口女子高等学校 3年
植屋 寿代

自転車を盗られて駅まで歩く僕駅まで二キロ雨のつめたさ

埼玉県 県立川越高等学校 2年
松尾 博貴

秋の葉は風に揺られて落ちていくその落ちる葉も一つの命

埼玉県 武蔵野音楽学園武蔵野高等学校 1年
萩原 弘美

春の日にキャッチボールのボールだけ二人の間を行ったり来たり

埼玉県 県立与野農工高等学校 3年
井原 好美

スーパーで高い!と野菜に声を掛け主婦してるなとしみじみ思う

埼玉県 県立与野農工高等学校 3年
山崎 忍

秋のそら夕焼け背にした赤とんぼ羽を休めて何ながめてる

埼玉県 県立和光高等学校 1年
清水 直樹

朝起きて野菜を洗う母を見て「冷たくないの」と聞けないわたし

埼玉県 県立和光高等学校 1年
富山 美穂子

虫の音に心静める秋の夜宿題はまだ終わらないけど

千葉県 県立我孫子高等学校 2年
田中 拓也

夕焼けを背中にうけて帰る道影の長さで秋を感じる

千葉県 県立天羽高等学校 3年
坂口 照江

絶対に実らぬ恋と知りながら視線はいつもあの人の背に

千葉県 県立天羽高等学校 3年
高橋 和美

「電話代誰が払うの」母の字のはり紙さすがにかけづらくなる

千葉県 県立君津高等学校 2年
大木 敦子

夕暮れの打ち水落ちる庭の木にひぐらしの声すずしく聞こゆ

千葉県 県立多古高等学校 3年
佐藤 弘毅

もう一駅乗り越していこうこの電車君の横顔眺めたいから

千葉県 千葉英和高等学校 2年
梅澤 由子

一人飲むイチゴフロートその中に数えきれない思い出溶かす

千葉県 県立成田北高等学校 3年
大巻 フレーダ

小野川の川面にうつる提灯の揺れる灯りが心なごます

千葉県 県立成田北高等学校 3年
宮本 国博

あの日からわざと明るく過ごすのは悲しみ押さえるわたしの手段

千葉県 県立成田北高等学校 1年
村上 陽子

漱石の「こころ」に一人涙して不意に回した友へのダイヤル

東京都 お茶の水女子大学附属高等学校 1年
水溜 真由美

とび廻る株券(ブラックマネー)にくらべれば子供みたいなバイトの給料

東京都 関東高等学校 2年
並木 道治

青春と夢と疑問が詰まってる教室という四角い小部屋

東京都 都立久留米高等学校 3年
柴田 和絵

雪降れば窓から見える銀世界曇れるガラスに君の名を書く

東京都 京華商業高等学校 1年
高橋 真

今日もまた歩ける夢を見て楽し目ざめたあとの寂しさつのる

東京都 都立城北養護学校高等部 2年
塚 宗子

「現代っ子」とかつて呼ばれし先生が「新入類はドライだ」と言う

東京都 都立戸山高等学校 2年
木村 美月

時とともに君との距離は遠ざかる言葉もいつか少なくなりて

東京都 学習院大学 3年
森分 章夫

廻り道なれど野菊の土手走り一時限目の東洋史聴く

東京都 上智大学 1年
松本 幸久

人生は思い通りに行かないとイライラしつつあきらめを知る

東京都 東京大学 2年
永田 渉

初めてのデートに選んだ遊園地コーヒーカップとあなたに酔って

東京都 法政大学 4年
相生 麻美

熱っぽく建築家になる夢語る君の瞳に吸い込まれてく

東京都 武蔵野音楽大学 4年
市川 由佳

「デンワスル」宙を見て言う君の眼は帰りの道をもう急いでる

東京都 早稲田大学 4年
平林 享子

空に向きて羽ひろげたる鳥のごと辛夷(こぶし)は咲けり卒業の季(とき)

東京都 学習院女子短期大学 2年
佐藤 靖子

卒論のテーマなど聞き別れきぬ初めて君と握手したのに

東京都 星美学園短期大学 2年
鈴木 禮

一週間カタカナだらけのスケジュールバイトサークルコンパにデート

東京都 一橋学院 年
鈴木 智

駅伝で僕はぜったいがんばるぞしかし相手はとても強いぞ

東京都 板橋区立板橋第五中学校 2年
高橋 力

霧の朝ベンチに座って本を読みしおり代わりに落葉をはさむ

東京都 板橋区立板橋第五中学校 2年
本多 美香里

朝シャンのサラサラ髪が届くようゆっくり過ぎる先輩の前

東京都 世田谷区立砧中学校 1年
高尾 ゆき

ふと我にかえれば確率・統計の黒板全面埋められており

神奈川県 希望ヶ丘高等学校 3年
田澤 尚子

塾帰り友達と寄る屋台そば親爺日本の教育憂う

神奈川県 秦野南が丘高等学校 1年
浦上 昌季

「明日こそ晴れるといいね」と言いながらぷちんぷちんとつめを切る母

神奈川県 県立横浜緑ヶ丘高等学校 1年
小川 珠実

銀色のトランペットを吹く君と青春という文字がかさなる

神奈川県 厚木市立睦合中学校 3年
柏木 千穂

病室の窓ぎわに立つ我を見てよく来てくれたと祖母がほほえむ

山梨県 日本航空高等学校 2年
中村 浩之

夕暮れの舗道にのびた影ふたつ抜きつ抜かれつ帰る幸せ

長野県 飯田風越高等学校 3年
中島 佐織

春近しミルク色したとぎ水の柔かな光掌(てのひら)に優し

石川県 金沢女子大学附属高等学校 3年
越中屋 寿

境内の左儀長の炎(ひ)は童子(わらべ)らの頬を照らして天に立ちゆく

石川県 金沢女子大学附属高等学校 3年
大倉 菊枝

夕立に崩されし砂の城ありて置き去りのままのシャベルの哀し

石川県 金沢女子大学附属高等学校 3年
釣谷 和代

和箪笥の香の匂いにつつまれて梅紋様の晴着取り出す

石川県 金沢女子大学附属高等学校 3年
本田 若代

秋風に電線揺れて寄り添える二羽の雀は親子なるらし

石川県 金沢女子大学附属高等学校 3年
松井 照美

雪吊りの縄を操る職人の技みごとなり兼六の園

石川県 金沢女子大学附属高等学校 3年
村田 優紀

星空に今日のできごと思い出し眺めるところ流れ星一つ

岐阜県 県立岩村高等学校 3年
丸山 利美

君を待つ雪降る中で君を待つほんの少しのかけを信じて

京都府 府立京都盲学校高等部 3年
小森 雅夫

「行ってくる」誰も答えぬ家の中励ますように一人つぶやく

京都府 南京都高等学校 2年
西村 圭司

学校の帰りの道の豆腐屋のおじさんに似合うあの野球帽

京都府 南京都高等学校 1年
湯浅 貴宏

犬のごと受験戦争終わるまであれもおあずけこれもおあずけ

京都府 洛星高等学校 3年
鍛冶 良哲

ホームランガッツポーズでホーム踏む母さん今のビデオに撮った?

大阪府 府立四條畷高等学校 3年
下泉 香苗

本当は解けるけれどもこの問題そばにいたくて君にたずねる

大阪府 府立四條畷高等学校 3年
竹田 彩子

問題の解けないことをやかましい宣伝カーのせいにしてみる

大阪府 府立四條畷高等学校 2年
谷 千佳子

文化祭君を目で追うフォークダンス曲よ切れるなあともう少し

大阪府 府立四條畷高等学校 2年
塚本 次郎

どっちなの?文系?理系?このごろはそんな話が飛び交っている

大阪府 府立四條畷高等学校 2年
松原 圭美

クラスでも賛否両論万智の歌「軽すぎるよね」「いや面白い」

大阪府 府立四條畷高等学校 2年
安岡 由美

考えも気持ちも言葉で表わせば全部他人の引用ばかり

大阪府 府立四條畷高等学校 1年
谷口 希

海岸に打ち寄せてくる白い波置きざりのままの麦藁帽子

大阪府 樟蔭高等学校 1年
永島 直美

冬の朝犬の散歩で嬉しきは汚れなき霜踏みしめること

大阪府 樟蔭高等学校 1年
山本 祥代

「今の君なんにもないね目的が」鏡の前でつぶやく私

大阪府 府立守口北高等学校 1年
平井 知恵子

本当の自分の心がわからない私の心まいごなんです

大阪府 堺市立美原西中学校 3年
指村 志穂

喧嘩して絶交中の弟がごめんと書いた紙そっとよこす

兵庫県 県立香寺高等学校 1年
青田 安希子

「さよなら」と言われた瞬間一粒の涙が頬をつたっていった

兵庫県 県立香寺高等学校 1年
柴田 江里子

夜遅く因数分解解いていてふと星見ればやすく解けたり

兵庫県 県立北条高等学校 1年
織辺 浩之

干し柿を窓辺につるす祖母の手に家族を思う心見えたり

兵庫県 県立北条高等学校 1年
高橋 真由美

お母さんいつも弁当ありがとう一度自分で作ってみるね

兵庫県 県立北条高等学校 1年
藤田 宏美

楽しみは刈り田の見えるローカル線秋一色を飽かず見る時

兵庫県 県立吉川高等学校 2年
上月 章司

席がえであなたの近くになりたいと願う気持ちは誰も知らない

兵庫県 姫路市立飾磨中部中学校 3年
端山 裕季子

「あなたの今は?」問われるたびに考える私の青春基礎工事中

岡山県 県立津山東高等学校 2年
辻 美由紀

逢える日と決めてるわけではないけれど教室移動に心がはずむ

岡山県 県立津山東高等学校 2年
和仁 麻喜子

もう二度と会えないことがわかっていてもこの角曲がれば会える気がする

広島県 県立可部高等学校 2年
今田 珠美

道で会う仕事を終えた大人たちなぜか厳しいまなざしばかり

徳島県 県立池田高等学校 1年
大場 美枝

どろだらけそれでもボール追いかけるそんなあなたは夏が似合うね

福岡県 県立田川高等学校 1年
荒木 美穂

Enjoyの意味をしらない祖母様がうらやましい程エンジョイしてる

熊本県 県立第二高等学校 2年
高木 紀枝

秋風が肌にしみ入るこの季節道しるべなき岐路に立つ我

大分県 県立大分東高等学校 3年
浜野 朋之

どうしてもすすまないのは勉強と君と僕との二つの心

大分県 弥生町立昭和中学校 3年
三股 直史

うつむいて声も出さずに涙する背中にそっと親友(とも)のぬくもり

鹿児島県 大口明光学園高等学校 3年
原口 美幸

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