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活動・特色

活動・特色

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人間の活動に起因する化学物質による環境汚染は,生態系構成生物を遺伝子レベルから改変するほどの影響力を持ちます。慢性的な化学物質による環境汚染に対して,生物は進化の中で獲得した様々な機能を活用して生き残りを図っています。しかし,汚染環境に適応した生物は,遺伝形質の偏りによって種内生物多様性が低下して生態系が脆弱化するか,あるいは新たに獲得した形質が他生物の生存に対して脅威となることがあります。本研究センターでは,そうした化学物質による環境汚染の生物・生態系・生態系進化に与える影響を評価するために,渡良瀬川流域および江戸川水系を中心とした野外調査および生物・化学分析を行い,代表的な人為由来環境変化である重金属汚染および医薬品類(抗菌剤)汚染に対する生物個体および個体群の戦略的環境適応(小進化)を明らかにします。本研究は,水環境生態系の保全および持続的社会の構築に資すると期待されます。