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研究目的・概要(福祉社会開発研究センター)

研究の趣旨・目的

 第2期では、「高齢者、障害者、子どもの社会的孤立に対応する見守り支援・自立支援に関する総合的研究」をテーマとして、社会的孤立に対応する見守り・自立支援の仕組みと、一般的な支援方法やシステム等のあり方を検討しています。

 近年、社会福祉の支援に関する研究の特色として、社会経済構造の変動に伴い、貧困・所得格差、孤立・孤独死、虐待、消費者被害、ホームレス、ワーキングプアなど、社会関係の脆弱化にともなう様々な生活上の困難が取り上げられており、このような問題の複雑性に対し、多面的な支援体制の構築が求められています。当センターでは、以下に挙げる4つのユニット・グループ相互の連携を図りながら、現場や行政の担当者との協働の下、ネットワーク・システムや、制度・政策の形成等をめざした総合的研究を行っています。

 高齢ユニットでは、認知症高齢者やひとり暮らし高齢者等、社会的孤立や生活困難を抱えやすい人々に対する、住民、専門機関、行政による見守り支援と生活支援のシステムを中心に検討します。障害ユニットでは、知的障害者の自立生活に不可欠な自己決定支援とプログラムの開発、支援者養成、地域生活支援に関する研究を行います。子どもユニットでは、母子世帯を中心とする子ども家庭支援のプログラムの作成を行うとともに、職員研修を実施し、その成果を一般家庭の子育て支援に拡大していきます。また、3ユニットの共通基盤を担う理論・歴史グループを設け、ユニットの枠を超えた研究活動を行います。

 これらのユニット・グループの研究活動を通じて、これまで各分野でばらばらに議論されてきた地域における支援システムを、見守り支援と生活支援の観点から、より一般的な地域支援システムとして理論化し、将来の日本における社会福祉の支援システムのあり方についての長期的な展望を得ることを目指しています。また、若手研究者(研究支援者、Ra)に対し、社会福祉の現場との交流を通じて、体系的な実務データの作成と分析に貢献できる能力、研究プロジェクトのマネジメント力の育成を図ります。

 当研究は、文部科学省「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」の採択を受け、実施されています。